先週のエリザベス女王杯は12番人気のラヴェルに◎
ぜひ今週のマイルCSもしっかり本命馬を引き当てたいね。
守りに入らずガンガン攻めます。
京都競馬場の馬場状態
- 引き続きBコース使用
- 顕著に外差し
- 高速馬場では無い、雨次第では時計がかかる馬場に
例年のマイルCSは、Cコース変更の最初の週に行われる。
しかし今年は京都変則開催のため、今週もひきつづきBコース。
この継続Bコースが今回の肝(きも)
先週のエリザベス女王杯ですでに外差し気味、今週はさらに加速して外差しになるだろう。
土曜競馬。4R、5Rが芝コースだったが、すでに外差し傾向が見られた。
なので日曜のメインの頃には顕著に外差し馬場になってると決め打ちしようと思う。
また京都はすでに高速馬場では無い。
土曜も小雨の予報が出ており、雨量によっては時計のかかる馬場になるだろう。
マイルCSはペースにもよるが、1分33秒切るか切らないかの決着か。
昨年のマイルCSより勝ちタイムは遅くなるだろうし、瞬発力よりも馬力・持続力を重視したい。
マイルチャンピオンシップ2024の展開予想
ややHペース、仕掛けは遅め
逃げるのはバルサムノート。テンの速い馬で、まず前に出る。
個人的に気になるのは最内のコムストックロードの出方。マイネル2頭出しの片割れとして、もしかしたら積極的に逃げ馬を追いかける可能性あり。隙あらば逃げも。
マイネル勢にとったら、Hペースを演出したほうが、結果的にレイベリングの援護射撃にはなる。
横山典マテンロウスカイ、前走1200の松山ウインマーベル、大外の西村エルトンバローズも先行できる。
ラップ的にはペースは早めになると予想。
また内の人気馬2頭の出方も注目。ブレイディヴェーグもナミュールもどこかのタイミングで外に出したい。
ルメールも先週のことがあるから外に出したいはずだが、Cデムーロやムーア、川田がどのようにお互いをけん制するか。
後方の馬が外差しを意識しすぎると、レースの仕掛けが遅れる可能性も。そうなると先行馬が残ったり、思わぬ伏兵がイン突きする可能性もあり。
マイルチャンピオンシップ2024の最終予想
◎本命:17エルトンバローズ
父ディープブリランテ 母父ブライアンズタイムという血統。
かなりパワーと持続力に秀でた配合。それだけに速い上がり勝負になった昨年のマイルCS4着は驚いた。
エンジンのかかりが遅く、4コーナーの手ごたえは悪かったが、最後の直線でジリジリ伸びて4着。
その昨年より、今年のマイルCSのほうが血統的に適性の上積みがあると思い◎本命にした。
まず今年は顕著に外差し馬場になる可能性が高いこと。
各馬が勝負所で外々をまわるので、4コーナーで反応が渋めなエルトンにとって余力をもって回れるのは大きなプラス。
本来タイトな京都コーナーを大箱のように回れる。
8枠17番なので先週のラヴェルのように馬場のいいところを選んで走れるのもプラス。
またこれは不確定だが、小雨の影響で時計がかかれば、血統の強みである馬力や持続力が存分に活かされると思う。
次に具体的なデータを見てみたい。
ディープブリランテ産駒は、京都芝のコース区分でみると
Cコースが一番成績が良くて勝率8.8%
Aコースが一番成績が悪くて勝率5.9%
なので開幕直後よりも、開催が進んだ頃にアベレージが上昇するという傾向が見て取れる。
今回のマイルCSは継続Bコースだが、開催が進んで高速馬場では無いという観点では追い風になるデータだと思う。
またディープブリランテ産駒は、京都芝1600外回りのアベレージが高いのも特徴。
勝率11.1%、連対率18.5%、複勝率29.6%
東京芝1800が勝率5.6%なので、本来データ的には毎日王冠よりはマイルCSのほうが向いている。
4歳春は海外遠征のせいかは分からないが、調子を落としていた。
しかし毎日王冠3着を見ると、ようやく調子を戻してきたと見る。
馬力と持続力を活かすには、その毎日王冠のような積極的な競馬のほうがいい。
外差しで有力馬が後ろでけん制し合うような展開だとさらにいいと思う。
〇対抗:13ソウルラッシュ
↑上の週中の分析通り、ルーラーシップ牡馬はパンパンの良馬場だと、京都外回りでどうしても詰甘になる。
勝率は低く、2着~5着の数が異様に多い。
しかし道悪になると1段階も2段階もアベレージを上げてくるので、やはりGⅠを勝つには馬場の助けが必要。
現在の予報では雨の可能性は低めだが、もしも良馬場だったとしても高速馬場じゃないことは大きなプラス。
2着3着の可能性は他馬より高く、堅軸という意味も込めて〇対抗に推したい。
▲11チャリン
↑上のマイルCS過去10年の血統データによると、連続開催7週目の開催だけあって、欧州血統持ちの馬が好走するケースが多い。
そう意味でも外国馬の挑戦は怖い。
とはいうものの、チャリンは仏ジャックルマロワ賞の勝ちタイム(1.33.9)を見ても、日本向きの軽さがある。
父のダークエンジェルは、日本ではマッドクールがGⅠ勝ち。
ダークエンジェル×ダンジグ系というニックス配合も、チャリンの他にドバイGⅠ馬を出したり、ある程度の時計勝負に対応できるのもポイント。
あと問題は、海外遠征でも調子を維持できてるか?という点がやはり未知数すぎて▲にとどめた。
チャリンは2023年は4月~8月まで走り、対して2024年は3月~10月まで走りづめ。そしてこの余力があるか疑わしい状態で11月に来日。
ラストランということもあり、100%の状態かどうかは不安の方が大きい。
しかし実績馬ゆえ、そんな状態でも勝ってしまうこともあるのが競馬だが・・・
☆穴馬指名:10レイベリング
同じ馬主のコムストックロードが積極的に先行してHペースを演出・・・そんな時は、やはりフランケル産駒のレイベリングは怖い。
レイベリングの好走は、信越S、朝日杯FS3着など、かなりHペースの時が多い。
とくに前走の信越Sが圧巻で、先行馬総崩れの超Hペースを、先行して唯一脚を伸ばし1着。
瞬発力より、Hペースからの持久戦に強いのは、フランケル産駒の特徴でもある。
例えばグレナディアガーズも、前半33秒台&後半35秒台・・・みたいな展開に異常に強かった。
それに加えてレイベリングは折り合い面に不安があるため、前半は出来るだけ早くなったほうがいい。
マイルCSは欧州血統持ちが活躍するデータもいいし、瞬発力勝負はダメだが、追って伸びる血統ではあるため、時計のかかる京都外回りはかなりプラスだと見ている。
近走は1200m戦や、展開不向きのダービー卿など敗戦が目立つため人気は落とすが、個人的には有力馬の1頭だと思って扱っている。
現在15番人気ならば、強気に馬単や3連複を買うつもりだ。
△連下:以下4頭
02ブレイディヴェーグ
04ナミュール
08フィアスプライド
15セリフォス