レース予想

ジャパンカップ2024の最終予想!◆レジェンド外国馬の考察を細かくやったら過去10年のデータなんかどうでも良くなった

毎週重賞予想をしてるけど、直近で4レースの◎本命馬が的中。

  • エリザベス女王杯◎ラヴェル(12人気)
  • 東京スポーツ杯2歳◎サトノシャイニング(3人気)
  • マイルCS◎エルトンバローズ(7人気)
  • 京都2歳S◎エリキング(1人気)

この調子でジャパンカップもしっかり当てたいね。

管理人
管理人
それでは予想に行ってみよー!

 

東京競馬場の馬場状態

先週に引き続きCコース使用、やや高速馬場~高速馬場

土曜朝の時点で、クッション値9.6、含水率ゴール前16.3%。

水曜日の雨の影響が残り、昨年のJCの週よりも含水率は高かった。

(しかしJRAのHPによると木曜、金曜にも散水をしたとのこと)

このため土曜の午前中~昼の芝レースは、昨年より時計がかかっていた。

しかし晴れの天気にも恵まれて、芝が乾いてきたのか徐々に高速化。メインレースのキャピタルSは1.32.3という好時計が出た。

この調子で行くと、ジャパンカップは高速馬場なのだが、個人的に気になるのが土曜の含水率の予想以上の高さ。

木曜、金曜に散水したのは確定だが、(水曜の雨が残ってるはずなのに)けっこうな量の水を撒いたのではないか?

これはただの推測だが、オーギュストロダンの引退式までセットしたJRAのこと。欧州馬を優位に立たせるために超高速馬場を避けようとしてるのでは?

考えてみてほしい。久しぶりに欧州から有力馬が参戦してくれた。しかし結果は超高速馬場過ぎて負けました・・・・だと、今後の欧州馬の参戦は期待できなくなる。

それよりか欧州馬が勝ってくれて、翌年から欧州馬の参戦が増えてくれた方がJRAにとっては絶対いい。

なので土曜日の夜も結構な量の散水をするのではないか・・・というのが私の予想。

JRAの思惑で散水量を変えるなんてあるのか?陰謀論じゃないか?と思いの方もいるだろうが、過去には2015天皇賞春で(ゴールドシップを勝たせるために?)土曜の夜にかなりの散水をした、という情報が出たことがあった。

もちろん日曜も晴れ予報なので、メインレースの頃には乾いて、いい時計は出るだろう。

ただ世界レコードが出たり、(天皇賞秋のような)究極の瞬発力を求められるような超高速馬場にはならないと予想したい。

 

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ジャパンカップ2024の展開予想

これといった逃げ馬が不在。

大外のスターズオンアースが川田の積極策で逃げると予想。

同じ社台のソールオリエンスも超Sペースだと持ち味を出せないしね。

スターズオンアースが逃げて、ドゥレッツァ、カラテも先行。最内のゴリアットも枠の並び的に内のポケットを利用して先行してくると思う。

ペースはややスロー。

ジャパンカップは上がり4ハロンが早くなる傾向がある。いわゆるロングスプリント戦。

この傾向はラスト3ハロンだけが早かった今年の天皇賞秋との相違点。

ラスト上がり4ハロンを高速で走破できる能力を持つ馬を重視したい。

 

ジャパンカップ2024の最終予想

まずは↓下の記事を見てほしい。

【2024最新】ジャパンカップの過去10年の血統データ◆欧州血統持ちの馬の成績が壊滅的に悪いスピード&瞬発力の頂上決戦こちらではジャパンカップの過去10年の血統データをまとめていきます。 2014年~2023年の計10年分 ▼▽▼系統の背景色...

ジャパンカップは、過去10年をみると母父にアメリカ血統(スピード血統)を持った馬の成績が抜群に良くて、逆に父か母父に欧州血統を持った馬の成績が極端に悪い。

ただし、過去10年は外国の有力馬の参戦が無かったのも事実。

今年はGⅠ6勝のレジェンド馬オーギュストロダン、キングジョージを好時計で勝ったゴリアットと、今までと比較にならないくらいの馬が来日したので、そこは冷静に判断、分析しないといけない。

 

◎本命:08オーギュストロダン

 

母父が欧州血統で過去10年のデータ的にはマイナスだが、ここは自信を持って外国馬オーギュストロダンを本命にした。

根拠はいくつかある。

まずひとつはロングスプリント能力。過去にオーギュストロダンは英ダービーで超高速の上がり4ハロンを駆使したことがある。

Racing TVという海外競馬サイトでは英ダービーのラップを公開している。

そのサイト内の2023年英ダービー結果のページでは「Sectionals」という項目でラップのpdfファイルをダウンロードすることができる。

オーギュストロダンのラップは、

2.33.8(初めの4F57.76、5F目からは13.67-12.91-12.68-12.72-11.13-10.83-10.73-11.45

特筆すべきは赤字で書いた上がりのラップ。ラスト3F33.01、4F44.14というかなりのロングスプリント能力を見せてくれた。

このロングスプリント能力が、ジャパンカップのレースに絶対的に必要というのが、オーギュストロダンを推す一つ目の根拠。

 

そしてオーギュストロダンの得意な条件に、前半Sペース、別な言い方をすると前半に消耗しないような展開というのが挙げられる。

2023年愛チャンピオンS、先行して横綱相撲で1着

2024年愛チャンピオンS、追走に手間取りギリギリ2着を死守。

レースぶりがあまりにも違うので、どうしてかな?と調べたら、前半のペースが違った。

2023年は勝ちタイム2.02.68、前半4ハロン50.26

2024年は勝ちタイム2.03.2、前半4ハロン49.13

なのでバランス的には、オーギュストロダンが勝った2023はややスロー。逆に2着に敗れた2024はややハイペースということになる。

オーギュストロダンは他のレースでもその傾向がはっきりしていて、先にも書いた英ダービー1着は超超スロー。2023愛チャンもややスロー。BCターフは平均ペースだったが平坦のアメリカなので前半で消耗しないで末脚を使うことができた・・・と見る。

逆に2024キングジョージ5着は明確にハイペース、2024愛チャンもややハイ、そして2023キングジョージはかなり時計がかかる馬場で前半で消耗しきった。

こうした傾向から、オーギュストロダンは前半ゆっくりと消耗しないようなペースだと、末脚を発揮できるという見解に至った。

もちろんドバイシーマの惨敗など不可解なムラっ気もあるにはある。しかしそれはドウデュースも同じことだと思う。

オーギュストロダンのSペース型ロングスプリント能力は、まちがいなくジャパンカップ向きだと思った。

 

そして2022年からスタートした東京競馬場の国際厩舎も、久しぶりの外国馬のJC制覇に追い風だ。

それ以前は千葉県の白井で一旦検疫をしてから、再度の府中への輸送があり、外国馬にとっては二重のストレスになっていた。

しかし2022年以降は東京競馬場に国際厩舎が設立されて、外国馬に負担がかからないような導線が確保されている。

安田記念では国際厩舎を利用したロマンティックウォリアーがさっそく優勝。

それゆえに有力な外国馬の参戦が増えたとも言えるし、この最先端の国際厩舎により外国馬は本来の実力を発揮しやすくなっている。

(国際厩舎は外の騒音が遮断される構造になってるらしく、ロマンティックウォリアーの時は日本ダービーの歓声がほとんど聞こえないほどだったらしい)

人間も同じ。片道2時間かけて通勤するよりも、職場の目の前の最高級ホテルで寝泊まり出来たほうが絶対パフォーマンスがいいに違いない。社畜まっしぐらだが・・・

 

さらに今年のジャパンカップはレース後にオーギュストロダンの引退式まで。

そして先ほどの散水の話がここに繋がってくるわけである。

まさにJRAの思惑的にはオーギュストロダンに勝ってほしい。土曜の夜の散水量は正直分からないが、超高速馬場すぎなければ、英愛ダービーはじめ欧米GⅠ6勝馬のレジェンド外国馬が馬群に沈む姿はあまり想像できないし、したくない。

ディープインパクトの血を欧州で繁栄させる役割もあり、のちのちオーギュストロダン系ができる可能性もある。

あのオーギュストロダンのジャパンカップは凄かったんだぞ!・・・と、20年後30年後語っている競馬ファンの姿が今からでも思い浮かぶと言ったら言い過ぎか。

ちなみにオーギュストロダンの母系の考察は↓以下の記事でやっています。

ジャパンカップ2024の出走予定馬の血統チェック◆外国馬で一番日本の馬場適性があるのはどの馬?今年は久しぶりに外国から有力馬が参戦。 英愛ダービーはじめGⅠ6勝のディープインパクト産駒のオーギュストロダン。 英キングジ...

スピードも兼ね備えた母系で、ディープインパクトとの配合ならば東京芝2400にも対応できるとの判断を下した。

 

〇対抗:10ドゥレッツァ

 

母父にアメリカ血統を持ち、高速の上がり4ハロンを使える。

この条件に一番フィットするのが、昨年の菊花賞馬ドゥレッツァだと思う。

ジャパンカップ2024の出走予定馬の血統チェック◆外国馬で一番日本の馬場適性があるのはどの馬?今年は久しぶりに外国から有力馬が参戦。 英愛ダービーはじめGⅠ6勝のディープインパクト産駒のオーギュストロダン。 英キングジ...

↑上の記事でも書いた通り、母父モアザンレディの競走馬はスピードあふれる馬が多い。

それだけに菊花賞は驚いたし、ドゥラメンテの種牡馬としての可能性も見られた。

しかし血統的にはステイヤーでは無いし、欧州血統でもないのでヨーロッパGⅠは荷が重かった。

なので今年の天皇賞春、インターナショナルの敗戦は個人的には仕方ないかなと思うし、結果論では無く「ローテーションがなぁ・・・」とボヤきたくもなる。

過去、東京競馬場ではホンコンJCTでラスト4ハロン推定44秒前半のロングスプリント能力を見せてくれた。日本海Sもいい脚をかなり長く使っている。

Sペースから、高速上がり4ハロン戦になりやすいジャパンカップではかなり上位に評価したいタイプ。

枠順は6枠10番だが、馬の並び的に先行すれば馬群の内側を狙えそう。

もしも外枠の馬が全滅するようなタイトな展開になれば、内を先行できるドゥレッツァはかなりチャンスがあるはずだ。

 

▲単穴:03ドウデュース

 

個人的には、最後の直線でオーギュストロダンとドウデュース、ダービー馬同士の激しいたたき合いが見たい。

ドウデュースは天皇賞秋の32.5の末脚は恐れ入ったし、ハーツクライ×アメリカ血統もジャパンカップで結果を残しているので、有力候補だと思う。

ただドウデュース自身、ラスト4ハロンで高速ラップを出し続けたことは少ない。

(昨年のJCも4着だし、日本ダービーもラスト1ハロンは減速してイクイに詰められている)

またハーツクライ産駒は、末脚を出し切りやすい外目の枠のアベレージが高く、内枠はあまり成績が良くないというデータも気がかり。

ドウデュースも勝ちパターンは外差し、外マクリなので、今回の3番ゲートはどうだろう。外をまわすにはかなりポジションを下げないとダメだし、逆にポジションを取ってしまうとハーツクライのデータ通り脚を出し切れないで終わる危惧もある。

もちろんすべて高いレベルでの細かい部分なので、印としては▲より下には下げられない。

外側に外国人ジョッキーが並ぶので、楽な競馬はさせてもらえないとは思うが、ここは武豊ジョッキーに期待して、ぜひオーギュストロダンとのたたき合いを実現してほしいかな。

 

文字数が多くなりすぎたので、今回はここまで。

予想印の総まとめは以下の通り。

◎オーギュストロダン

○ドゥレッツァ

▲ドウデュース

△ゴリアット

△シュトルーヴェ

△ダノンベルーガ

△スターズオンアース

以上の計7頭で勝負したい。