種牡馬データ

オルフェーヴル産駒の中山競馬場(芝・ダート)での成績データ◆外枠確変種牡馬、とくに時計のかかる冬競馬は要警戒

管理人
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こちらの記事ではオルフェーヴル産駒の、中山競馬場の成績データをまとめていくよ!

※データは2024/9/18時点でのもの

オルフェーヴルの血統表

第7代クラシック3冠馬、そして2年連続の凱旋門賞2着という華やかな経歴を持った日本の宝オルフェーヴル。

ステイゴールド×メジロマックイーンというニックス配合は、他にゴールドシップがいる。

そしてオルフェーヴルは種牡馬になってからも華やかだ。

初年度産駒からGⅠ4勝馬ラッキーライラック、皐月賞馬エポカドーロを輩出したかと思えば、その後ドバイワールドカップではウシュバテソーロ、BCディスタフではマルシュロレーヌが、それぞれ海外GⅠを制覇する快挙。

近年は勝利数が減ってきているオルフェ産駒だが、次なる大物も可能性はあるはず。ぜひ期待したい。

 

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オルフェーヴル産駒の中山競馬場データ【芝コース編】

芝コースのスコア

1着ー2着ー3着ー4着ー5着ー着外 勝率 連対率 複勝率
芝全 32-38-38-45-34-319 6.3% 13.8% 21.3%

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オルフェーヴルは高速馬場よりも、時計のかかる芝コースの成績が良い

競馬場別では、洋芝の札幌、函館、そして馬場が荒れやすい福島、この3つの成績が抜けている。

今回の中山に関しては、アベレージに関しては全競馬場で最下位、一番苦手なコースとなっている。

※ただし後述の中山3600m(冬のステイヤーズS)だけは好成績をあげている

中山芝コースは、皆様ご存知の通り、年々「超」高速馬場化してきているのも関係してか、

それに比例してオルフェーヴル産駒の成績も年々悪化している。

2024年はいまだゼロ勝だ。

月別成績を見ると、冬の12月、1月の成績が良い。

さすがの超高速の中山芝コースも冬に2か月連続で開催されれば、時計がかかってくるだろう。そのときにオルフェ産駒がどこまで巻き返せるか注目したい。

逆に言うと、冬の中山でオルフェ産駒を無印にするのは危険だ。高速馬場敗戦で人気を落としていても抑えておこう。

枠順に関しても、面白いデータが出ている。

これはオカルトだが、黒帽子の2枠は絶不調

オルフェ産駒、中山芝コースでは2枠での勝利は過去に一度もない。まさかの勝率ゼロだ。

(※ただし最内の1枠では4勝を挙げているので内枠が苦手というわけでは無いと思うが)

またオルフェーヴルは、外枠確変種牡馬でもある。

人気薄の激走は、7枠、8枠でのものが多い。

重賞だけに限っても、クリノプレミアム(中山牝馬S15人気1着、および京成杯AH7人気3着)、ギルデッドミラー(ターコイズS13人気3着)、タガノディアマンテ(ステイヤーズS8人気2着)が外枠で激走している。

 

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芝コースの距離別スコア【1200-1800部門】

1着ー2着ー3着ー4着ー5着ー着外 勝率 連対率 複勝率
芝1200  1- 4- 3- 2- 1-23 2.9% 14.7% 23.5%
芝1600 10- 8-12-12- 8-75 8.0% 14.4% 24.0%
芝1800  4- 9- 6-11- 8-65 3.9% 12.6% 18.4%

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芝1200m

 

オルフェーヴル産駒はスプリンターが少なく、どこの競馬場でも勝ち星は少なめ。

アベレージだけで考えると、なぜか新潟1200がダントツで好成績(勝率14%、複勝率35%)

中山1200は、勝率2.9%(過去に1勝だけ)が示す通り、得意ではない。

高速化の進む中山では、今後も厳しい戦いが予想される。

▼スプリンターズステークスの成績
1着ー2着ー3着ー4着ー5着ー着外 勝率 連対率 複勝率
出走なし

 

芝1600m

 

芝1600になると勝ち星もいくらか増えてくる。

全競馬場で一番マイル戦の勝ち星を挙げているのは、この中山競馬場。アベレージも中山が最高。

しかし、だからと言いて得意コースと言うほど率は高くない

2022年フェアリーS(ライラック)以降、中山1600mでの勝利は無し。

超高速化の波にのまれている格好だ。

穴馬の好走が飛び出す条件は、(すでに冒頭には書いたが)①冬の中山あるいは道悪②外枠、この2つの条件が該当している場合は要注意。

また芝1600の好走馬はほとんど牝馬

牡馬は長距離色が強い仔が多いので、2000m以上で狙おう。

▼京成杯AHの成績
1着ー2着ー3着ー4着ー5着ー着外 勝率 連対率 複勝率
 0- 0- 1- 0- 0- 2 0.0% 0.0% 33.3%
20年アンドラステが1番人気10着
▼フェアリーステークスの成績
1着ー2着ー3着ー4着ー5着ー着外 勝率 連対率 複勝率
 1- 0- 0- 1- 0- 0- 50.0% 50.0% 50.0%
22年ライラックが1着(5人気)
▼ターコイズステークスの成績
1着ー2着ー3着ー4着ー5着ー着外 勝率 連対率 複勝率
 0- 3- 1- 0- 0- 4 0.0% 37.5% 50.0%

 

芝1800m

 

オルフェーヴルは、じつは函館1800の特注種牡馬。

ただ函館以外はそこまで成績が大したことが無く、この中山がアベレージ最低だ

勝率3.9%、複勝率18.4%はさすがに馬券は買いにくい。

馬券を買うとしたら、8枠に入った時。

中山芝1800では、なぜか8枠に入った時だけ成績が良く、その代表格はクリノプレミアムの中山牝馬S(15人気1着)

あとは数は少ないが、人気薄好走パターンは距離延長。前走マイル以下で忙しかった馬が、1800に変わって浮上するケースがある。

ちなみに、中山1800では1番人気のオルフェ産駒は、勝ったことが無い。(8頭出走して勝率ゼロ)

気性的なものなのか波が激しい馬が多く、人気馬は疑ってかかりたい。

▼中山記念の成績
1着ー2着ー3着ー4着ー5着ー着外 勝率 連対率 複勝率
 0- 2- 0- 0- 1- 3 0.0% 33.3% 33.3%
19年20年ラッキーライラックが連続2着
▼スプリングステークスの成績
1着ー2着ー3着ー4着ー5着ー着外 勝率 連対率 複勝率
 0- 1- 0- 1- 0- 0 0.0% 50.0% 50.0%
18年エポカドーロが2着(3人気)
▼中山牝馬ステークスの成績
1着ー2着ー3着ー4着ー5着ー着外 勝率 連対率 複勝率
 1- 0- 1- 2- 1- 3 12.5% 12.5% 25.0%
22年クリノプレミアムが激走、勝利(15人気)

 

芝コースの距離別スコア【2000-3600部門】

1着ー2着ー3着ー4着ー5着ー着外 勝率 連対率 複勝率
芝2000  8-11- 7- 9- 9-105 5.4% 12.8% 17.4%
芝2200  5- 4- 5- 4- 4-32 9.3% 16.7% 25.9%
芝2500  1- 0- 4- 6- 2-16 3.4% 3.4% 17.2%
芝3600  3- 2- 1- 1- 2- 3 25.0% 41.7% 50.0%

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芝2000m

 

オルフェーヴルは札幌2000の特注種牡馬。

函館、福島も好成績を挙げている。

逆に中央開催の、中山、東京、京都では寂しい成績が続いている

エポカドーロが皐月賞を勝ったのは今は昔・・・上級条件で芝2000mをビシッと勝てる馬が近年は極めて少なくなり、その根幹距離での不振が、種牡馬としてエピファネイアやキズナに抜かされてしまった要因かと。

スピード、瞬発力の面で有力種牡馬に劣っている。

(超高速馬場が進む最近の競馬では、芝2000mといえどもスピード、瞬発力が必要。中央開催はとくに)

これからも苦戦が予想され、馬券でも手を出しにくい。

ただ底力の塊のステイゴールドの直系。エポカドーロ、オーソリティーといったA級馬がいつ出現してもおかしくないところが、この血筋の魅力と言える。

▼皐月賞の成績
1着ー2着ー3着ー4着ー5着ー着外 勝率 連対率 複勝率
 1- 0- 0- 0- 0- 3 25.0% 25.0% 25.0%
18年にエポカドーロが1着(7人気)
▼ホープフルステークスの成績
1着ー2着ー3着ー4着ー5着ー着外 勝率 連対率 複勝率
 0- 0- 0- 1- 0- 0 0.0% 0.0% 0.0%
▼弥生賞の成績
1着ー2着ー3着ー4着ー5着ー着外 勝率 連対率 複勝率
 0- 0- 1- 1- 0- 1 0.0% 0.0% 33.3%
▼中山金杯の成績
1着ー2着ー3着ー4着ー5着ー着外 勝率 連対率 複勝率
 0- 1- 0- 1- 0- 4 0.0% 0.0% 16.7%
23年クリノプレミアムが2着激走(7人気)

 

芝2200m

 

2200mが比較的得意なオルフェ産駒。

京都2200が大得意、新潟2200が大苦手、と競馬場によって適正にバラつきがあるので注意したい。

今回の中山2200は平均的なアベレージと言える。

ただ最近はスピード負けしているきらいがあり、最近好走するのは道悪など時計がかかった時がほとんど

超高速馬場では出番がほぼ無いため、馬場を見極めたい。

▼セントライト記念
1着ー2着ー3着ー4着ー5着ー着外 勝率 連対率 複勝率
 0- 1- 0- 0- 0- 3 0.0% 25.0% 25.0%
21年ソーヴァリアントが2着(2人気)
▼オールカマーの成績
1着ー2着ー3着ー4着ー5着ー着外 勝率 連対率 複勝率
 0- 0- 0- 0- 0- 2 0.0% 0.0% 0.0%
▼AJCCの成績
1着ー2着ー3着ー4着ー5着ー着外 勝率 連対率 複勝率
 0- 0- 0- 1- 0- 1 0.0% 0.0% 0.0%

 

芝2500m

 

オルフェーヴルが現役時代、最も得意としていたコースがこの中山2500m。

しかし産駒の方はというと・・・悲しいことに勝率、勝利数ともにかなり苦手傾向が出ている。

オルフェ現役時代の中山は路盤改修工事前で時計のかかる芝だった。しかしオルフェが引退してすぐに路盤改修工事が実施されて、中山の芝状態は格段に上がった。

カンタンに言うと、オルフェの現役時代と産駒が走っている現在とでは、中山芝コース自体完全に別モノと言っていい。

しかし現役時代の印象が強すぎて、中山2500ではいまだにオルフェ産駒が人気しているケースがあり、大多数が馬券外に飛んでいる。

馬券はシビアに、人気があっても冷静に分析する必要がありそうだ。

▼有馬記念の成績
1着ー2着ー3着ー4着ー5着ー着外 勝率 連対率 複勝率
 0- 0- 0- 1- 0- 5 0.0% 0.0% 0.0%
▼日経賞の成績
1着ー2着ー3着ー4着ー5着ー着外 勝率 連対率 複勝率
 0- 0- 0- 2- 0- 1 0.0% 0.0% 0.0%

 

芝3600m

 

オルフェーヴル産駒が中山で水を得た魚のように大活躍するのが、ステイヤーズSだ。

過去5年で、3勝、2着2回、3着1回は神がかってると言っていい。

2024年以降も、ダイヤモンドS勝ち馬のミクソロジーが控えているので、さらに成績を残せそうだ。

オルフェ産駒が中山3600で強い理由は以下の通り。

①スタミナが豊富

②超長距離なので馬場が良くても、上がりの時計が高速にならない

③得意の冬場に開催される

ただ、ステイヤーズSで好走しても、次走のレースで凡走してしまうケースが多いので、あまり過信しないように気をつけよう。

(ステイヤーズ勝利→サウジアラビアの海外GⅢ勝利のシルヴァーソニックは見事だったが)

▼ステイヤーズステークスの成績
1着ー2着ー3着ー4着ー5着ー着外 勝率 連対率 複勝率
 3- 2- 1- 1- 2- 3 25.0% 41.7% 50.0%
23年アイアンバローズが1着(8人気)
22年シルヴァーソニックが1着(3人気)
20年オセアグレイトが1着(7人気)
※単勝回収値320円
※20~23年まで4年連続馬券圏内を継続中
※20年はワンツーフィニッシュ

 

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芝コースの道悪スコア

1着ー2着ー3着ー4着以下 勝率 連対率 複勝率
やや重~不良  6-11-13-92 4.9% 13.9% 24.6%
やや重  4- 7- 9-52 5.6% 15.3% 27.8%
 1- 3- 3-26 3.0% 12.1% 21.2%
不良  1- 1- 1-14 5.9% 11.8% 17.6%

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オルフェーヴル産駒の中山競馬場データ【ダートコース編】

ダートコースのスコア

1着ー2着ー3着ー4着ー5着ー着外 勝率 連対率 複勝率
ダート全 26-29-27-14-22-245 7.2% 15.2% 22.6%

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ダートコースの距離別スコア

1着ー2着ー3着ー4着ー5着ー着外 勝率 連対率 複勝率
ダ1200  8- 6- 4- 2- 2-63 9.4% 16.5% 21.2%
ダ1800 16-20-22-11-17-158 6.6% 14.8% 23.8%
ダ2400  2- 3- 1- 1- 3-24 5.9% 14.7% 17.6%

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ダート1200m

▼カペラステークスの成績
1着ー2着ー3着ー4着ー5着ー着外 勝率 連対率 複勝率
 1- 0- 1- 0- 0- 1 33.3% 33.3% 66.7%
20年ジャスティンが1着(4人気)

 

ダートコースの道悪スコア

1着ー2着ー3着ー4着以下 勝率 連対率 複勝率
やや重~不良  9-10-10-96 6.9% 14.5% 22.1%
やや重  5- 7- 7-55 6.8% 16.2% 25.7%
 2- 1- 1-25 6.9% 10.3% 13.8%
不良  2- 2- 2-22 7.1% 14.3% 21.4%

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