今回1番人気のレモンポップは危険なんじゃないかなぁ・・・
枠順確定したときに予感が確信に変わったわ。
ただ責任は負えないので、こんな意見もあるんだ・・・くらいの感覚で読んでみてくださいw
チャンピオンズカップ2024の展開予想
レモンポップが1枠2番を引いたときに、「これでレモンポップ鉄板だろ」「内枠は圧倒的有利だから逆らえない」こんな声が多く聞かれた。
もちろんチャンピオンズカップは3~4コーナーで内をロスなく回った馬が強いので、ある意味正解だとは思う。
ただ枠の並びをみたときに、レモンポップにとっては「めんどくさい」枠だなとは思った。
まず南部杯で一騎打ちとなったペプチドナイルが2つ外側、かなり近い位置の枠を引いた。ペプチドにとって変に控えて揉まれても何一つ得が無いので、南部杯同様レモンポップを追いかける積極的な競馬になると思う。
レモンポップ得意のマイルであそこまで追い詰めたんだ、1800mなら・・・と自信を持ってレースに挑むのは想像に難くない。(ペプチドは2100の勝ち鞍があるほどなので1800はまったく問題無い)
まずは、このペプチドナイルに執拗にマークされる可能性が高いこと。これがひとつ。
次に最内を引いた横山武クラウンプライドもかなり厄介。
昨年は夏バテが尾を引いて不調だったらしく、チャンピオンズC2023ではポジンションを取れずに馬群に沈んだ。
しかしその教訓からは、今年はかなりポジションを取ってくるだろう。よりによって最内枠。控えたらレモンポップに前に入られて内側を取られるし、気性の激しいリーチザクラウン産駒ならば単騎逃げが一番いい戦法。横山武もそれを理解しており、ここ2戦は積極的な競馬ができている。
結果としてレモンポップは、すぐ内にクラウンプライド、すぐ外にペプチドナイル。揉まれたくない両先行馬がすぐ近くにいるために序盤から徹底マークされるだろう。
さらに外にはムーアのドゥラエレーデ、テーオードレフォン、ミトノオーと逃げる可能性のある馬がいて、レモンポップはかなりプレッシャーがかかる窮屈な競馬を強いられそう。
ならば控えて3~4番手から進めばいいじゃないか?という意見もあるが、レモンポップは母系がストームキャット系×ダンジグで揉まれ弱そうな血統なのが気がかり。
フェブラリーSでは控えて勝利したことがあるが、これは3~4コーナーで外々をまわれたのが大きかったし、今回は1枠2番なので控えたら馬群に揉まれるのは確実。
思い切ってレモンポップが逃げる手もあろうが、かなりオーバーペースになる怖れが。後続のプレッシャーも昨年とは段違いだと思うので、個人的には勝ち筋が見えない。
ペースはやや早めか。道中も緩まず、中京ダート1800らしくタイトなラップ推移になると予想。
アメリカ的な競馬で、できればアメリカ血統を持つ馬をチョイスしたい。
チャンピオンズカップ2024の最終予想
◎本命:08ウィルソンテソーロ
チャンピオンズCのラップは、向こう正面からタイトなラップが続く傾向がある。
2年前はめずらしく緩んだが、それ以前までは12.0のラップが続くような、かなり厳しいレース展開が多かった。
それゆえに3~4コーナーではロスの少ない内側を通った馬の成績がいいのではないかと思う。
この超持続的なラップに強いのがキタサンブラック産駒。
ウィルソンテソーロは佐賀JBCクラシックでは残り700m付近から思い切って仕掛けて、そのまま他馬を突き放して勝利。この持続力こそキタサンの真骨頂。
逆にコーナーで緩み、最後の直線では速い脚が要求される大井競馬場では、詰甘な所が露呈してしまい勝利は無い。しかし中京ダートは大井のような脚は要求されにくいので、ここは素直に佐賀の勝利を評価していいだろう。
また佐賀では他馬の内側をマクっていったようにコーナーリングも上手い。昨年のチャンピオンズも4コーナーで最内から上手くコーナリングしていたし、外マクリ厳禁なこのレースも上手く馬群を捌いて競馬できるのも強み。
また、↑上の記事でも書いた通り、キタサンブラック産駒は中京ダート1800mにかなり強い。このコース『鬼』と評されるキズナよりもアベレージが良かったりする。
キタサンは芝のイメージが強いかもしれないが、ダートの勝ち鞍も多く、いつJRAダートGⅠを勝ってもおかしくない成績。
ここはデータ通り、ウィルソンテソーロを信頼してみたい。
○対抗:16ガイアフォース
こちらもキタサンブラック産駒を抜擢。
今回は中京ダート1800鬼アベレージのキタサンブラック産駒とキズナ産駒がそれぞれ複数出走。
欧州血統との配合で、(芝向き血統であるにもかかわらず)重さゆえにダート転戦したキズナ。
アメリカ系繁殖牝馬との配合でしっかりダートGⅠに駒を進めてきたキタサンブラック。
個人的な好みで言えば、やはり重視したいのは後者キタサンブラックのほう。もちろん好みだけでは無く、データもかく語りき。
↑上の血統データの記事では、母父欧州血統の馬は全滅・・・と書いた。確かに母数は少ないが、それでも圏外に飛んだ人気馬も複数いるので無視できないデータ。
やはりアメリカ的な競馬になるチャンピオンズカップではしっかりアメリカ血統を持つ馬で勝負したいのが、血統で予想する者にとってのこだわり。
まあ、これだけいろいろ書いて、1着レモンポップで2着3着にキズナ産駒!というアゴが外れるような結果になることもあろうが、ここまで思い切って馬を考察しないと、なかなかレースには当たらんと思うので、攻める。
ガイアフォースは本命候補だったが、さすがに大外枠は萎えた。
しかしフェブラリーを見ても、他の芝レースを見ても、瞬発力よりもジリジリ伸びる持続型なのは間違いない。よほどロスの無い競馬をしなければ好勝負してくれそうだし、インタビューを見る限り鞍上もそのことは分かっていそう。
今回は早めのペースで、縦長の隊列になる可能性もあるし、隙を見て少しでも内側にポジションを取れたら。
キタサンブラック産駒は、中京ダートでは大型馬の成績がいいので、500キロ前後あるガイアフォースも相性はいいんじゃないか。
できればキタサン産駒ワンツーなんてあれば最高。
▲単穴:01クラウンプライド
もしも単騎が取れたら、アタマまである。もしも他馬にハナを譲っても、チャンピオンズカップでは勝ち路となる最内をまわれそうなのは大きなプラス。
昨年このレースでは、夏バテが尾を引いていたらしく自分の競馬すらさせて貰えなかった。その教訓から今年は悔いのないレースをするだろうし、先行勢で一番適性があるのはクラウンプライドだと思う。
チャンピオンズで結果を残しているスペシャルウィーク(パワー型サンデー)の系統だし、ここ4年で多数の好走馬を出している、サンデー×キンカメ系の組み合わせもプラス。
横山武史ともかなり手が合い、▲単穴評価まで上げた。
☆穴馬指名:05ペイシャエス
現在13番人気。こちらも最後まで本命候補だった。
ただキタサンブラックと心中する覚悟を決めたので、こちらペイシャエスは穴馬に抜擢するに至った。
1ハロン12.0が続くようなタイトな競馬になった時に穴になるのは、経済コースを通した馬・・・というのは歴史が証明している。
ペイシャエスは今年のエルムSを見てもタイトな厳しいラップ推移は合っている。超HペースのユニコーンS勝ちもあるように、Sペースで最後の直線で速い脚を使う展開よりも、Hペースから持続的な末脚を出すアメリカ的な馬だと思う。
↑ペイシャエスの血統分析は上の記事をみてほしい。
GⅠ9勝のエスポワールシチーを父に持ち、トランセンドを輩出したワイルドラッシュが母父。ペイシャエスの血統は日本のダートと親和性が強く、また成長力もかなりあるので、今後もダート戦線で活躍するだろう。
人気は無いが、狙い目十分。この馬からの流し馬券もロマンがあっていいかもしれない。
チャンピオンズC2024の予想印まとめ
◎08ウィルソンテソーロ
○16ガイアフォース
▲01クラウンプライド
△02レモンポップ
△07セラフィックコール
△12サンライズジパング
☆05ペイシャエス