こちらの記事ではダイワメジャー産駒の、京都競馬場の成績データをまとめていきます。
2013年生まれ世代~現在までのデータを利用
※データは2024/10/9時点でのもの
ダイワメジャーの血統表
ダイワメジャー産駒の京都競馬場データ【芝コース編】
芝コースのスコア
1着ー2着ー3着ー4着ー5着ー着外 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 | |
芝全レース | 65-63-64-51-54-406 | 9.2% | 18.2% | 27.3% |
芝外回り | 30-33-34-24-24-191 | 8.9% | 18.8% | 28.9% |
芝内回り | 35-30-30-27-30-215 | 9.5% | 17.7% | 25.9% |
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ダイワメジャーは優等生なオールラウンダー。どこの競馬場でもほぼ均一な成績は残しているが、細かく見てみると函館は若干勝率が良くて得意傾向、福島は複勝率が低めで苦手傾向。
京都競馬場も安定したアベレージを残している。
外回りも内回りもアベレージがほぼ一緒なのは、これぞダイワメジャーの安定感と言ったところ。
ひとつ極端なデータを上げるとすれば、
2月の成績が悪いこと。
冬場の連続開催だけあって、馬場が荒れているケースがあり、持ち前のスピードが活かせないため勝率などのアベレージがガクッと落ちる。
これは中山競馬場でも同じ傾向があったので、平場戦好きの方は覚えておいて損は無い。
ただ、後述するが、荒れた馬場はアベレージを落とすが、道悪ではかなりアベレージを上げている。
「荒れた馬場」と「道悪」で傾向が違う・・・競馬の難しさがかなり詰まったデータだが、
個人的な予想は、
「荒れた馬場」→外差し馬が浮上してきて、ダイワメジャーの先行力が活きない
「道悪」→先行前残りが多いため、ダイワメジャーの先行力が活きる
ということなのだろう。
芝コースの距離別スコア【1200-1800部門】
1着ー2着ー3着ー4着ー5着ー着外 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 | |
芝1200 | 9-10- 9- 9-12-81 | 6.9% | 14.6% | 21.5% |
芝1400外 | 13-13-14- 9-12-81 | 9.2% | 18.3% | 28.2% |
芝1400内 | 9- 9- 5- 3- 6-41 | 12.3% | 24.7% | 31.5% |
芝1600外 | 21-20-19-21-15-119 | 9.8% | 19.1% | 27.9% |
芝1600内 | 13- 8-11-11-10-70 | 10.6% | 17.1% | 26.0% |
芝1800 | 8- 7-11- 5- 7-51 | 9.0% | 16.9% | 29.2% |
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芝1200~1400m
芝1400内回りのアベレージが突出しているが、1400内回りは新馬戦・未勝利戦でしか使われて無いため、アベレージが上がるのは当然。
基本的にどのコースも安定した成績を残している。
ただ意外なことに、芝1200~1400の人気馬の成績が芳しくない。
1番人気の成績だけ見てみても、
- 京都1200 勝率20%、連対率40%
- 京都1400外 勝率19%、連対率25%
と、全幅の信頼を寄せるのは危険だ。
中山や阪神の短距離は人気馬のアベレージがいいので、急坂があるコースの方が実力を出しやすいのかもしれない。
芝1600m外回り
馬券でダイワメジャーを狙いやすいのは、京都1600の外回り(1勝クラス以上で使用)
1400までとは違い、1番人気が信頼できて、勝率36%、連対率55%、複勝率82%と、1着固定は疑問だが、3連系の軸としては最適だ。
新馬、未勝利戦が無いのにこのハイアベレージ。よほど合うのだろう。
またコース区分でも極端な差が出ており、
- Aコース 6勝
- Bコース 1勝
- Cコース 0勝
- Dコース 1勝
と芝1600はAコースに強い。
このAコースに強いというのは、ダイワメジャー産駒はどの距離にもみられる傾向だが、1600外回りが一番極端。
これはAコースの形態がどうのと言うより、単純に開幕直後のコースが得意と考えていいと思う。
※開幕にAコースを使い、開催が進むにつれて内ラチを外側に移動、B→C→Dコースの順で使う
また芝1600外回りは5番人気以下の人気薄が3着以内の好走することが多く、
一番大きな激走パターンは、1400→1600の距離延長。
追走が楽になり、最後の粘りが増すケースが幾多もある。
ボンセルヴィーソは、このパターンで、デイリー杯2歳S、京都金杯と2度も激走している。
芝1800m
ダイワメジャー産駒はマイラーのイメージが強いのか、あまり人気にならず、結果として人気薄の激走が多いコース。
複勝回収値は100円を超えている。
人気馬の成績がメチャクチャ良くて、
- 1番人気 勝率67%、複勝率100%
- 2番人気 勝率22%、複勝率67%
- 3番人気 勝率25%、複勝率75%
と、堅軸なイメージ。
人気薄激走のパターンは、ダントツで多いのが距離延長。
ダイワメジャー=短距離のイメージが強いのか、最初は短距離~マイルを使われていた馬が頭打ちになり、新味を求めて1800mへ距離延長をしてきたときが狙い目だ。
芝コースの距離別スコア【2000-3000部門】
1着ー2着ー3着ー4着ー5着ー着外 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 | |
芝2000 | 4- 3- 5- 4- 2-23 | 9.8% | 17.1% | 29.3% |
芝2200 | 1- 0- 0- 0- 0- 5 | 16.7% | 16.7% | 16.7% |
芝2400 | 0- 1- 1- 0- 0- 4 | 0.0% | 16.7% | 33.3% |
芝3000以上 | 0- 0- 0- 0- 0- 1 | 0.0% | 0.0% | 0.0% |
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芝2000m
ダイワメジャー産駒は、(分母は少ないものの)芝2000のアベレージは意外と優秀。
競馬場にバラつきこそあるものの、東京、中山、京都では複勝率30%前後を記録している。
ただ皆さまご存知のように2024年10月現在、ダイワメジャー産駒は芝2000m以上の重賞を勝ったことが無い。
しかし重賞2着は3回あり、3着は7回あるので、いつ勝利してもおかしくはない。
(秋華賞3着のシゲルピンクダイヤもいる)
さらに京都芝2000を深掘りしてみると、
過去4勝の勝ち馬は、
- エスピリトゥオーゾ(母父フォーティーナイナー)
- ロードヴァンドール2勝(母父ストームキャット)
- スズカメジャー(母父クロフネ)
と、母系がアメリカンなスピード血統という共通項があった。
(クロフネは日本馬だが父フレンチデピュティは米)
個人的にはこれは意外で、
例えば中山芝2000mでは、勝ち馬は母父オペラハウス、ホワイトマズル、サドラーズウェルズ、トニービンなどスタミナ派が多く(まあスマイルのような例外もあるが)
ダイワメジャー産駒の中距離馬=スタミナ型の母系との配合が多い、と思っていたから。
その予想に反して、京都2000では、母系アメリカンなスピードタイプのダイワメジャー産駒が成績を残している。
これを考察してみると、
京都2000は、秋華賞に代表されるように、勝負所でのコーナリングが重要で、(ペース次第ではあるが)「スタミナ」よりも「機動力」がモノを言うコース。
なのでダイワメジャー×アメリカン牝馬の配合の馬は、機動力に長けていて、結果、京都2000への適性が高いのではないか?
今週の秋華賞、
ダイワメジャー産駒のボンドガールが出走予定。
ボンドガールの母系はアメリカ血統。中山の紫苑Sでは3着に敗れたが、京都2000でどうレースぶりが変わるか注目だ
《追記》ボンドガールは秋華賞5番人気で2着と好走!!
今後も、2000m戦では、ダイワメジャー産駒の母系にも注目していきたい。
芝コースの道悪スコア
1着ー2着ー3着ー4着以下 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 | |
やや重~不良 | 20-14-19-112 | 12.1% | 20.6% | 32.1% |
やや重 | 12-12-14-68 | 11.3% | 22.6% | 35.8% |
重 | 6- 2- 4-31 | 14.0% | 18.6% | 27.9% |
不良 | 2- 0- 1-13 | 12.5% | 12.5% | 18.8% |
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結論から言うと、ダイワメジャー産駒は、京都芝コースの道悪でアベレージを上げてくる。はっきり言って得意傾向だと思う。
1200、1400内&外回り、1600外回り、1800、2000と5つのコースで道悪アベレージがかなり高く、この辺もダイワメジャーの万能性が窺い知れる。
人気薄の激走もたびたびあるので、平場戦の馬券を買う人は注目してほしい。
ダイワメジャー産駒の京都競馬場データ【ダートコース編】
ダートコースのスコア
1着ー2着ー3着ー4着ー5着ー着外 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 | |
ダート全 | 40-27-27-25-20-275 | 9.7% | 16.2% | 22.7% |
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ダートコースの距離別スコア
1着ー2着ー3着ー4着ー5着ー着外 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 | |
ダ1200 | 10- 7- 7- 8- 5-80 | 8.5% | 14.5% | 20.5% |
ダ1400 | 21- 8-14-10- 6-104 | 12.9% | 17.8% | 26.4% |
ダ1800 | 9-11- 6- 6- 9-86 | 7.1% | 15.7% | 20.5% |
ダ1900 | 0- 1- 0- 1- 0- 5 | 0.0% | 14.3% | 14.3% |
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ダートコースの道悪スコア
1着ー2着ー3着ー4着以下 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 | |
やや重~不良 | 17- 9-11-129 | 10.3% | 15.8% | 22.4% |
やや重 | 8- 5- 7-70 | 8.9% | 14.4% | 22.2% |
重 | 6- 3- 2-38 | 12.2% | 18.4% | 22.4% |
不良 | 3- 1- 2-20 | 11.5% | 15.4% | 23.1% |
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ダイワメジャー産駒は、道悪の京都ダートがかなり得意。
とくに勝率が高く、人気薄でも1着の期待値がある。
単勝回収値は、やや重210円、重158円、不良185円は凄い。
近年は大きな激走は無いが、まだピークアウトというほど産駒は減っていないので、引き続き道悪の際は注意したい。