今週は京都でエリザベス女王杯!
3歳秋華賞組は不在だが、ホープフルS覇者のレガレイラがルメールを背に挑戦。
ローズS1番人気5着からの直行だが、人気に応えることができるだろうか?
京都競馬場の馬場状態
引き続きBコース使用、高速馬場~やや高速馬場
まず土曜の京都競馬を見てみよう。
芝コースのクッション値は『11.1』
これは今年の京都では最高値。クッション値は高ければ高いほど、馬場が固いということなので、馬場造園課がGⅠに向けてガッチガチに固めてきたという解釈でいいだろう。
土曜の3R、5Rは前残り、イン残り。
先週まで外差し顕著だったので、1週間でここまで変わるのかと驚いた。(同じBコースなのに)
しかし、内ラチ沿いを走っている馬の後ろには激しく砂煙が立ち上がり、外を差してくる馬にはそこまで砂煙は立っていなかったので、やはり芝状態は外の方が格段にいい。
このままレースを進めれば、内ラチ沿いがボコボコになり、外差しが進むのではと思った。
障害のあとの京都9R修学院Sは、早めのペースも相まってか、外差し決着。
京都11Rデイリー杯は少頭数なので分かりずらいが、上位の馬は内ラチ沿いを選択せずに馬場の外目に進路を取っていた。
京都12Rも馬場の外目を通った馬が上位。
この調子で行くと、日曜のメインの頃は、外差し馬場になっている可能性のほうが高い。
「外差し」に決め打ちしようと思う。
超混戦のエリザベス女王杯なので、ある程度決め打ちしないと当たらん。
馬場造園課の頑張りでインコースがまたまた復活してたら、素直に負けを認めよう。
エリザベス女王杯2024の展開予想
コンクシェルの単騎逃げが濃厚。
他に逃げ馬がいないのでスローペース濃厚だとは思うが、もしかしたらコンクシェルが後続を離して逃げるかもしれない。
その場合でも、2番手以降の後続はSペースで推移するとは思う。
問題は勝負所。
レガレイラと同じ馬主のスタニングローズ(Cデムーロ)がどうでるか?
今年は積極的な競馬が多いCデムーロが2~3番手につけるとは思うが、レガレイラのアシストの意味も含めて、早め早めの競馬を仕掛けるのではないかと思っている。
仕掛け遅れで上がり3ハロンの競馬になっては、さすがのレガレイラも厳しい。
そうならないようにCデムーロは3~4コーナーで仕掛けて、ある程度の消耗戦を演出するのではないか?
また外にはムーアのサリエラもいるし、マーカンドも強気に仕掛けてくる可能性もある。
外国人ジョッキーの強い仕掛けで、ラスト4ハロン戦勝負になる。または前半のラップ次第では消耗戦になると予想する。
瞬発力では無く、末脚の持続力やスタミナを重視したい。
前半:Sペースまたはコンクシェルの離し逃げ
中盤:淀みないラップ
仕掛け:早め、ラスト4ハロンの持続力勝負
エリザベス女王杯2024の予想
◎本命:16ラヴェル
人気薄だが、ここは思い切って勝負に出たい。
まず前提としてキタサンブラック産駒の『とあるデータ』がある。
芝コースでは、開幕月よりも、連続開催の2ヶ月目での成績のほうが得意、というもの。
この傾向は10月11月の京都で特に顕著なのである。
- 京都の10月 勝率9.7%、連対率19.4%
- 京都の11月 勝率23.1%、連対率30.8%
これは10月の開幕直後の京都の芝コースでは超高速馬場すぎて瞬発力勝負の度合いが強すぎるのが、キタサン産駒にはあまりプラスになっていないのかも。
そして連続開催の11月では、時計が適度にかかり出したり、外差しが進んだりで、瞬発力だけでなく持続力や馬力などの要素が加わり、結果としてキタサン産駒が浮上してくるのだと推測する。
ソールオリエンスのGⅠの好走、皐月賞1着も、宝塚2着も、連続開催の2か月目だったことも偶然ではない。
イクイノックスは・・・あの馬は例外中の例外だから勘弁してほしい。
そもそもキタサンブラック産駒は東京競馬場や京都外回りなど、直線の長いコースのアベレージが高い。
しかしラヴェルの近走は、中山牝馬やマーメイドSなど内回りのレースが続き、なかなか結果が噛み合わなかった。
京都記念5着は、強敵相手に一番の大外をまわしながら健闘してるので内容は良かったと思う。
前走、オクトーバーSは、休み明け大幅な馬体増で6着と振るわず。しかしキタサンブラック産駒は東京の開幕直後のAコースは苦手なため、むしろ負けて内心はシメシメとは思った。
そして勝負のエリザベス女王杯。
芝外回りは外差しになりつつあるし、そんな中、好枠である8枠を引いた。
キタサン産駒は2000m以上の成績もいいし、今回の京都2200mも心配は無い。むしろプラスだとも。
要は馬場状態。外差しが顕著になれば一発はある。
人気があろうがなかろうが、今回はラヴェルで勝負したい。
〇対抗:08シンリョクカ
サトノダイヤモンドは、現役時代のイメージでは鋭い差し脚だけど、産駒の傾向は先行して豊富なスタミナで粘り込むパターンが多い。
シンリョクカも最初は差し脚質だったが、先行脚質に変えて新潟記念を勝利。
気性面で折り合いの心配が無くなったのも大きいが、やはりサトノダイヤモンドの特性を活かすならば先行逃げ切りだ。
またサトノダイヤモンド産駒は、競馬場別成績では京都の勝利数が最多。そのなかでも1800~2200に勝利が集まっている。
京都芝2200は絶好の舞台で、あとは鞍上の木幡初がチキらずにしっかり前を取れるかどうか。
外国人ジョッキーの圧に負けて3列目よりも後ろ・・・というリスクもあるので、本命では無く対抗にとどめた。
▲単穴:07レガレイラ
レガレイラに関しては↓下の記事でまとめてみたので、ぜひどうぞ。
ルメールの使い分け・・・とはいえ、京都内回りの秋華賞よりも、外回りのエリザベス女王杯を選択したのは面白い判断だとは言える。
本来は秋華賞で末脚不発⇒人気を落としたエリ女で爆発、というのが理想だったが。
しかしローズS5着からの直行で、1番人気しかも単勝1倍台というのは人気過剰だとは思う。
しかもローズSでレガレイラに先着した馬の秋華賞の成績を考えたらなおさらに。
ただ外差し傾向の芝コースはプラスで、よほどスタートで立ち遅れるとかしないかぎり、いつもの末脚は見られると思う。
ただ人気すぎるよなぁ・・・
△連下
今回は本命が人気薄みたいなので、☆穴馬指名は無し。その分△をちょっと多めに。
02ライラック
12シンティレーション
13サリエラ
14ハーパー
17コスラボニータ
イスラボニータ産駒は2024年38回目の激走(7番人気以下の3着以内)なるか?