こちらの記事ではエピファネイア産駒の、東京競馬場の成績データをまとめて、さらに細かく分析していきたいと思います。
※データは2024/11/21時点でのもの
エピファネイアの血統表
エピファネイア産駒の東京競馬場データ【芝コース編】
芝コースのスコア
1着ー2着ー3着ー4着ー5着ー着外 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 | |
芝全 | 83-74-69-57-58-360 | 11.8% | 22.4% | 32.2% |
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全競馬場の中で、勝利数・勝率・連対率・複勝率、すべてNo1なのが、東京の芝コース。
GⅠ勝利数も、重賞勝利数も、東京コースが最多。
全レース通じて単勝回収値も100円を超えているので、エピファネイア産駒の得意コースといっていい。
追って伸びる馬が多く、コーナー勝負よりも、最後の直線勝負タイプ。なので最後の直線の長いコースが大得意。
じつは隠れ勝率No1は新潟外回りだったりする。
高速馬場に強く、開幕週、開幕月と、馬場のいい状態の時のアベレージが優秀。
とくに10月の開幕週が鬼のように強く、2週目もなかなか強い。
- 10月開幕週 7-5-1/30(勝率23.3%/連40%/複43.3%)
- 10月2週目 7-4-2/40(勝率17.5%/連27.5%/複32.5%)
連続開催2か月目にはややアベレージを落とすが、わずかな差なのであまり気にしなくていいかも。
ただ1月2月の開催はアベレージは低い。やはり冬なので高速馬場になりにくいのが原因か、それともDコースが合わないかどちらかだろう。
- 1・2月 6-8-9/102(勝率5.9%/連13.7%/複22.5%)
冬の1ヶ月開催よりも、10月の開幕週のほうが勝ち星が多いのは強烈。
とくに1月2月は牝馬の成績が悪い。
一部のステイヤー牡馬をのぞいて、エピファネイア産駒は高速馬場でこそなのだろう。
芝コースのコース区分別成績
1着ー2着ー3着ー4着以下 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 | |
Aコース | 29-30-14-143 | 13.4% | 27.3% | 33.8% |
Bコース | 25-13-25-99 | 15.4% | 24.7% | 38.9% |
Cコース | 18-15-15-108 | 11.5% | 21.2% | 30.8% |
Dコース | 11-14-17-125 | 6.6% | 15.0% | 25.1% |
春競馬は、開幕後A⇒B⇒C⇒D
秋競馬は、開幕後A⇒B⇒C
冬競馬は、終始D
やはり春秋の開幕後すぐのA、Bコースの成績がいい。単勝回収値が100円を超えているのもA、Bコース。
芝コースの距離別スコア【1400-1800部門】
1着ー2着ー3着ー4着ー5着ー着外 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 | |
芝1400 | 13-18-10- 5- 9-78 | 9.8% | 23.3% | 30.8% |
芝1600 | 25-17-19-21-13-106 | 12.4% | 20.4% | 30.3% |
芝1800 | 20-20-16-19-13-92 | 11.1% | 22.2% | 31.1% |
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芝1400m
13勝中12勝が牝馬。
人気薄の好走は少なめだが、意外にも前走より距離短縮の馬が中穴を開けているケースがいくつかあった。
▼京王杯スプリングカップの成績
1着ー2着ー3着ー4着ー5着ー着外 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
0- 1- 0- 0- 0- 1 | 0.0% | 50.0% | 50.0% |
▼京王杯2歳ステークスの成績
1着ー2着ー3着ー4着ー5着ー着外 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
0- 0- 2- 0- 0- 3 | 0.0% | 0.0% | 40.0% |
芝1600m
エピファネイア産駒が得意としているコースのうちのひとつ。
2024年VMCのテンハッピーローズの大激走はインパクト大だった。
東京芝1600mの単勝回収値は、驚きの176円。根幹距離で出走頭数も多い条件でこの回収値はかなりの快挙。
テンハッピーローズのおかげで単勝回収値が100円を超えたのかな?と思ったが、新馬戦、3勝クラス、GⅢでもそれぞれ100円を超えているので、よほど相性がいいのか。
東京芝マイルでの人気薄好走パターンは以下の3つ
- 新馬戦
- 前走中山→東京替わり
- 前走道悪⇒東京(高速馬場)替わり
前走馬場が悪いのに頑張ったな~と思う馬がいたら、高速馬場の東京では必ず押さえておいたほうがいい。
新馬戦では抑えはマスト。
▼安田記念の成績
1着ー2着ー3着ー4着ー5着ー着外 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
出走なし | — | — | — |
▼NHKマイルカップの成績
1着ー2着ー3着ー4着ー5着ー着外 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
0- 0- 0- 0- 1- 5 | 0.0% | 0.0% | 0.0% |
▼ヴィクトリアマイルの成績
1着ー2着ー3着ー4着ー5着ー着外 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
1- 0- 0- 0- 0- 3 | 25.0% | 25.0% | 25.0% |
24年テンハッピーローズが1着 |
▼富士ステークスの成績
1着ー2着ー3着ー4着ー5着ー着外 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
0- 0- 0- 0- 0- 2 | 0.0% | 0.0% | 0.0% |
▼アルテミスステークスの成績
1着ー2着ー3着ー4着ー5着ー着外 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
1- 0- 2- 1- 2ー 3 | 11.1% | 11.1% | 33.3% |
21年サークルオブライフが1着(7人気) |
芝1800m
1800もアベレージは優秀。とくに牡馬のアベレージがかなり高い。
人気薄の好走は極めて少ないが、その分1番人気と2番人気のアベレージは高め。
ただ道悪(やや重~不良)だとウンともスンとも言わなくなるので、評価を落としてもデータ上は問題無い。
冬のこのコースもほぼ走ってないので、やはり春や秋の高速馬場でこそ。
▼毎日王冠の成績
1着ー2着ー3着ー4着ー5着ー着外 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
0- 1- 0- 0- 0- 1 | 0.0% | 50.0% | 50.0% |
▼アイルランドトロフィー府中牝馬の成績
1着ー2着ー3着ー4着ー5着ー着外 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
1- 0- 0- 0- 0- 2 | 33.3% | 33.3% | 33.3% |
22年イズジョーノキセキが1着(12人気) |
▼エプソムカップの成績
1着ー2着ー3着ー4着ー5着ー着外 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
1- 0- 0- 1- 0- 1 | 33.3% | 33.3% | 33.3% |
23年ジャスティンカフェが1着(1人気) |
▼共同通信杯3歳ステークスの成績
1着ー2着ー3着ー4着ー5着ー着外 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
1- 0- 0- 0- 1- 0 | 50.0% | 50.0% | 50.0% |
21年エフフォーリアが1着(4人気) |
芝コースの距離別スコア【2000-3400部門】
1着ー2着ー3着ー4着ー5着ー着外 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 | |
芝2000 | 19-12-18- 8-17-46 | 15.8% | 25.8% | 40.8% |
芝2400 | 6- 6- 6- 4- 6-32 | 10.0% | 20.0% | 30.0% |
芝2500 | 0- 0- 0- 0- 0- 4 | 0.0% | 0.0% | 0.0% |
芝3400 | 出走なし | — | — | — |
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芝2000m
芝1600以上にアベレージが高い、もっともエピファネイアが得意とするコース。
この根幹距離での強さが、エピファネイアの魅力であり、大舞台での強さに繋がっている。
単勝回収値は100円を超える。
理由は分からないが、10月11月の秋競馬での成績が神レベル。
- 10月11月の東京芝2000m 14-17-11/67(勝率20.9%/連46.3%/62.7%)
天皇賞秋に出走したのが、過去エフフォーリアただ1頭というのは何かもったいないような。
前走から距離延長をしてきたケースの方が好走率が高く、とくに前走1800mから200m延長の馬の好走が目立った。
この辺も根幹距離のエピファネイアが見て取れる。
前走道悪で負けた馬が、東京の高速馬場に替わって好走するケースも多い。
▼天皇賞秋の成績
1着ー2着ー3着ー4着ー5着ー着外 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
1- 0- 0- 0- 0- 0 | 100% | 100% | 100% |
21年エフフォーリアが1着(3人気) |
▼フローラSの成績
1着ー2着ー3着ー4着ー5着ー着外 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
0- 0- 2- 0- 1- 2 | 0.0% | 0.0% | 40.0% |
芝2400m
芝2400mは2000mと違い、春競馬でのアベレージが高い。
荒稼ぎしているのは3歳馬で、3歳×5月×芝2400の条件では、2-2-2/13(勝率10.5%)の好成績。
オークス、日本ダービーの時期に3歳馬がグンと成長してくるのは、同父系のブライアンズタイムを思い出させる。
ちなみに10月11月秋の東京競馬では、3歳馬も古馬もまだ芝2400の勝ち星が無い。
▼日本ダービー(東京優駿)の成績
1着ー2着ー3着ー4着ー5着ー着外 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
1- 1- 0- 0- 0- 1 | 33.3% | 66.7% | 66.7% |
24年ダノンデサイルが1着(9人気) 21年エフフォーリアが2着(1人気) |
▼オークス(優駿牝馬)の成績
1着ー2着ー3着ー4着ー5着ー着外 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
1- 1- 0- 0- 0- 3 | 20.0% | 40.0% | 40.0% |
24年ステレンボッシュが2着(1人気) 20年デアリングタクトが1着(1人気) |
▼ジャパンカップの成績
1着ー2着ー3着ー4着ー5着ー着外 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
0- 0- 1- 1- 0- 1 | 0.0% | 0.0% | 33.3% |
▼青葉賞の成績
1着ー2着ー3着ー4着ー5着ー着外 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
0- 0- 0- 0- 1- 4 | 0.0% | 0.0% | 0.0% |
芝2500m
▼目黒記念の成績
1着ー2着ー3着ー4着ー5着ー着外 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
0- 0- 0- 0- 0- 2 | 0.0% | 0.0% | 0.0% |
▼アルゼンチン共和国杯の成績
1着ー2着ー3着ー4着ー5着ー着外 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
0- 0- 0- 0- 0- 1 | 0.0% | 0.0% | 0.0% |
芝コースの道悪スコア
1着ー2着ー3着ー4着以下 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 | |
やや重~不良 | 10- 6- 7-71 | 10.6% | 17.0% | 24.5% |
やや重 | 8- 4- 5-47 | 12.5% | 18.8% | 26.6% |
重 | 2- 0- 1-11 | 14.3% | 14.3% | 21.4% |
不良 | 0- 2- 1-13 | 0.0% | 12.5% | 18.8% |
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芝1600、1800では、道悪だと大幅にアベレージが減少。
芝1400、2000では、道悪でもアベレージを維持していた。ただそれでもやや重まで。重、不良ほど悪化すると持ち味が無くなる。
エピファネイア産駒の東京競馬場データ【ダートコース編】
ダートコースのスコア
1着ー2着ー3着ー4着ー5着ー着外 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 | |
ダート全 | 8-10-18-18-12-149 | 3.7% | 8.4% | 16.7% |
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ダートコースの距離別スコア
1着ー2着ー3着ー4着ー5着ー着外 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 | |
ダ1400 | 2- 3- 8- 5- 3-35 | 3.6% | 8.9% | 23.2% |
ダ1600 | 4- 1- 3- 9- 6-69 | 4.3% | 5.4% | 8.7% |
ダ2100 | 2- 6- 7- 4- 3-31 | 3.8% | 15.1% | 28.3% |
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ダート1400m
▼根岸ステークスの成績
1着ー2着ー3着ー4着ー5着ー着外 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
出走なし | — | — | — |
ダート1600m
▼フェブラリーステークスの成績
1着ー2着ー3着ー4着ー5着ー着外 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
出走なし | — | — | — |
ダートコースの道悪スコア
1着ー2着ー3着ー4着以下 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 | |
やや重~不良 | 4- 5- 9-67 | 4.7% | 10.6% | 21.2% |
やや重 | 1- 2- 5-22 | 2.2% | 6.7% | 17.8% |
重 | 3- 1- 3-21 | 10.7% | 14.3% | 25.0% |
不良 | 0- 2- 1- 9 | 0.0% | 16.7% | 25.0% |
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