今週は変則開催で、月曜祝日に東京で府中牝馬(GⅡ)が開催!
こちらもエリザベス女王杯の前哨戦として目が離せない。
しかし人気馬ブレイディヴェーグは11か月ぶりの競馬。
波乱が無いとも断言できず、穴党の自分としては居ても立っても居られず、GⅠじゃないがぜひ予想してみたい。
東京競馬場の馬場状態
10/13日曜の競馬を見てみると、文句なくの超高速馬場。
メインのオクトーバーS(OP)の勝ち時計は1.57.4がでたり、7Rの1勝クラス芝2400m戦ではレースの上がりが33.8だったり、雨が残っていた先週よりも一段階早くなっている。
インコース、アウトコースともにイーブンな状態、そして一番広いAコース使用なので、差し追い込み馬も届くが、かなり速い上がりが必要。
アイルランドトロフィー府中牝馬S2024の展開予想
ヴィクトリアマイルCでかなりのHペースを演出した、コンクシェルとフィールシンパシーがまた揃って出走。2頭とも前に行かないと持ち味を生かせないため、どちらかが思い切って逃げる。
なのでSペースは考えられない。
しかし、件のヴィクトリアマイルで意味の分からない逃げの競い合いをした2頭。さすがに今回は同じ轍を踏むとは考えられず、前回のようなHペースも無いのではないか?
もしまた無謀な競い合いをしたら、岩田Jrと横山琉の間になにか因縁があるレベルだ・・・
なので展開予想としては、ドスローも無い、ハイペースも無い。
やや柔軟にミドルペースと予想する。超高速馬場なので、ミドルペースで行ったとしても上がり3ハロンはかなり速くなる。
好走にはかなりの瞬発力が必要で、差し馬ならば上がり33秒台真ん中は必要なレベルだろう。
アイルランドトロフィー府中牝馬S2024の予想
◎本命
02アスコルティアーモ
2勝クラス、3勝クラスと軽快に先行して、最後の3ハロンも綺麗にまとめたアスコルティアーモで勝負。
3勝クラスでは、負かした2着馬ケイアイセナが土曜日の大原Sを好時計で勝っており、レベル的にも良かった。
アスコルの前走・関越Sは1番人気を裏切り9着と惨敗。これのせいで今回は人気を落としている。
しかし敗因は、調教師も語っている通り、猛暑の影響を考えて、馬を大事にしすぎた結果。そのせいで馬体重が+16キロと、まるでお正月競馬を見るような馬体で出走してきた。
その前回の反省から、中間はしっかりと負荷をかけており、走れる態勢に戻っている(との報道)
キタサン産駒の東京芝1800の成績が神・・・?
さらに強調したいのは、キタサンブラック産駒の東京芝1800mの成績。
競馬場により得意・不得意がはっきりでている1800m戦だが、東京だけ勝利数もアベレージも突出している。
- 東京1800 11勝 勝率26.2%・連対率33.3%・複勝率42.9%
- 新潟1800 2勝 勝率6.3%・連対率15.6%・複勝率21.9%
福島1800に至っては勝率0%なので、いかに東京1800が合っているのが分かる。
(ハーツクライ産駒もそうだが、東京と新潟は同じく左回りで直線長いけど、傾向が全く違ったりする)
妹のアスコリピチェーノにつづいて、姉のアスコルも重賞ウィナーの仲間入りだ。
〇対抗
06マスクトディーヴァ
今回は、この馬とブレイディヴェーグの2頭が人気になっているが、個人的にはマスクトディーヴァの方を上に取る。
芝1800の日本レコードを持っている通り、この距離で文句のつけようがない実績を残しているが、
一番評価できるのは、ヴィクトリアマイルのような超Hペースでも、昨年の秋華賞のように超Sペースでも、最後はしっかり末脚を使えること。
これは意外と難しいことで、高いレベルでこなせるのは、ほんの一握りの馬だけ。
とくに今回の府中牝馬Sは、メンツ的にスローにもハイにも振れそうなメンバー。そういった状況でマスクトディーヴァの末脚は安定感があり、堅軸にふさわしい存在と思える。
遅生まれで、本格化したのは3歳秋。まだピークを越えているとは思えないし、堅軸的な意味で対抗に。
▲単穴
05ブレイディヴェーグ
ブログでの「ウケ」を狙うため、無印も考えたが、いまや外厩システムが充実した昨今で11か月ぶりと言う理由で評価を大きく下げるのはナンセンス。
ただ本番はあくまでも先のGⅠで、開幕直後の芝1800も合ってるとは思えんからなぁ・・・
ただ上がり自体はかなりキレのあるラップを出せるため、▲単穴にはとどめておきたい。
☆穴馬指名
11セントカメリア
ドゥラメンテ産駒は芝1800mは各競馬場で猛威を振るっており、中山、札幌、小倉の3つは特注種牡馬と指定してもいいくらいのアベレージを残している。
東京1800も得意傾向で、勝率は9.9%とまあまあだが、複勝率では32.2%と上々の数値を出している。
セントカメリア自身は、どちらかというとゆっくり追走して鋭く差すという「Sペース末脚型」
マーメイドS、愛知杯のようなHペースまたは消耗するような展開よりも、都大路S、サンタクロースSのように道中タメが入るような落ち着いたペースのほうが末脚を発揮できる。
※サンタクロースSはレースラップは前半速いように見えるが、大逃げの馬がいたため。後続のラップはSペース
今回の府中牝馬Sは、ペースは読みずらいが、そこまでHペースにならず、上がり3ハロン勝負になる可能性はある。
ならば都大路Sで見せた上がり33.1の末脚が、勝負の決め手になるかも。
なのでセントカメリアを穴馬として指名したい。
△連下
04モリアーナ
10シンティレーション
モリアーナはジョッキー替わって新味でないかね。紫苑S勝ち馬だが、やはり持ち味的には東京コースの方が向いていると思う。1800mという距離もいいが、そこは折り合い次第か。