『激走馬を振り返る!』は毎週、7番人気以下の人気薄の激走馬(3着以内)をまとめるコーナーです。
なぜ激走したのか?を血統の観点から、無理やりにでも分析していきます。
※好評ならば今後、いろいろな競馬場もやるかも
今週の新潟競馬場の激走馬!
①土曜・新潟3R
月日 | レース名 | 馬名 | 種牡馬 |
場所 | 条件 | 着順(人気/頭数) | 騎手 |
8/31 | 3歳未勝利 | ペイルムーン | レイデオロ |
新潟3R | ダ1200良 | 3着(11人気/16頭) | 北村宏司 |
デビュー2戦目。前走9着(芝1200)からのダート替わりで一変。
父はレイデオロ(キングカメハメハ系)
いまのところレイデオロ産駒は芝のほうが成績が良い。(芝34勝ダ10勝)
ただ芝の新馬戦で敗戦後、次走の未勝利戦ダート替わりで好走した馬がすでに6頭いる。
(ミダース、ベレッタ、イモータルバード、ムルソー、アマミツツキ、アスプリージャ、アスロス)
確率は低めだが、未勝利戦に限りダート替わり要警戒。
②土曜・新潟8R
月日 | レース名 | 馬名 | 種牡馬 |
場所 | 条件 | 着順(人気/頭数) | 騎手 |
8/31 | 3歳上1勝クラス | ノーブルミステリー | ディーマジェスティ |
新潟8R | ダ1200やや重 | 3着(10人気/15頭) | △小林 脩斗 |
ディーマジェスティ(ディープインパクト系)は、芝ダ兼用種牡馬。その中でも1200mの距離が一番走る。意外とスピード型なのだ。
皐月賞は速い馬が勝つ・・・とは言ったものだ
今回はダ1700からの距離短縮で大掛けした。
ちなみにディーマジェスティ産駒はダート重の成績がバグレベルで成績がいい(勝率17%)
なので今回は雨が降り湿ったダートになったのも功を奏したか。
③土曜・新潟9R 瓢湖特別(ひょうこ)
月日 | レース名 | 馬名 | 種牡馬 |
場所 | 条件 | 着順(人気/頭数) | 騎手 |
8/31 | 瓢湖特別(1勝C) | ニシノコイゴコロ | ネロ |
新潟9R | 芝2200やや重 | 2着(7人気/14頭) | 野中 悠太郎 |
ネロ(ストームキャット系)は現在、勝率10%、複勝率30%と芝コースでかなりの成績を上げている。ほとんどが1200m以下に良績が集中。しかし今回のニシノコイゴコロや、2500を勝ったニシノレヴナントみたいな例外も。
今回は前走芝1800より2F距離延長で穴を開けた。これは母父オルフェーヴルの血が濃いと断言せざるを得ない。
ちなみにネロ産駒は芝の道悪がかなり上手い。
馬券を獲るのは難しいが、ネロ×オルフェーヴルで道悪適性バツグン!!と考えれば抑えることは出来たのかも・・・
④土曜・新潟12R
月日 | レース名 | 馬名 | 種牡馬 |
場所 | 条件 | 着順(人気/頭数) | 騎手 |
8/31 | 3歳上1勝クラス | ガールズレジェンド | ロードカナロア |
新潟12R | 芝1600やや重 | 3着(7人気/17頭) | 荻野 極 |
前走1800mから1F距離短縮。ロードカナロア得意の芝1600になり思い出したかのように好走した。
ちなみにカナロア産駒は馬場状態別で見ると、やや重の成績が一番いい。(重→不良に行くほど成績は下がるが)
なので今回はやや重という馬場状態も向いたかもしれない。
⑤日曜・新潟4R
月日 | レース名 | 馬名 | 種牡馬 |
場所 | 条件 | 着順(人気/頭数) | 騎手 |
9/1 | 3歳未勝利 | カラーオブジアース | キズナ |
新潟4R | 芝2200良 | 1着(9人気/18頭) | 荻野 極 |
荻野極、今週2回目の激走!!
キズナ産駒が得意の新潟2200で大金星。
くわしくは↓↓下の記事で
https://keibadaigirin.com/kizuna-niigata/
⑥日曜・新潟8R
月日 | レース名 | 馬名 | 種牡馬 |
場所 | 条件 | 着順(人気/頭数) | 騎手 |
9/1 | 3歳上1勝クラス | ノーブルラン | ワールドエース |
新潟8R | ダ1800良 | 1着(10人気/12頭) | ▲石田 拓郎 |
ワールドエース(ディープインパクト系)は人気薄の好走が相次ぐ、大穴種牡馬。
ただ芝向きの種牡馬だし、今回の大爆走は正直予測不能。休み明け2戦目、3キロ減量騎手、外枠など考えられるが結果論に過ぎない。
⑦新潟記念
月日 | レース名 | 馬名 | 種牡馬 |
場所 | 条件 | 着順(人気/頭数) | 騎手 |
9/1 | 新潟記念(GⅢ) | シンリョクカ | サトノダイヤモンド |
新潟11R | 芝2000良 | 1着(8人気/11頭) | 木幡 初也 |
個人的にはとても嬉しいシンリョクカの一発。牝馬不振の新潟記念で大金星を挙げた。
前々走芝1800よりも1F延長(前走は放馬のため除外)
サトノダイヤモンド(ディープインパクト系)は典型的なステイヤー系種牡馬。芝1400~1600は大不振だが、芝1800以上で躍進。芝2000も好成績。将来的には2400以上の特注種牡馬になりそうな勢いで長距離の勝ち星も積み上げている。
なので個人的にはオークス本命だった。(結果は外枠が響いたのか7番人気で5着)
今回の新潟記念。スタミナも問われるこのコースで、サトノダイヤモンド譲りの長距離適性が輝いた形だった。
⑧日曜・新潟12R
月日 | レース名 | 馬名 | 種牡馬 |
場所 | 条件 | 着順(人気/頭数) | 騎手 |
9/1 | 雷光特別(1勝C) | ティーラミレス | マクフィ |
新潟12R | 芝1000良 | 2着(7人気/17頭) | 藤田 菜七子 |
藤田菜七子が7番人気7番の馬で波乱を演出。
人気薄の激走が相次ぐマクフィ産駒(ドバウィ系)、大穴種牡馬の異名を与えたい。
新潟直千がかなり得意で(勝率23%、複勝率41%)、今回もデータ通り直千で好走した。
ちなみにマクフィの子は大穴血統らしく、刺激を与えると人気薄の激走が起こりやすい。
例えば過去には、ダート替わり、芝替わり、外枠替わり、距離延長、直千替わり、B着用(ブリンカー)といった『刺激』で穴を開けている。(個人的にはダート替わりと外枠がかなりおすすめ)
ちなみにマクフィ産駒は6番人気の勝率8%、複勝率25%と意味不明にすごいデータがある。7番人気の成績もよい。とにかく穴党と相性のいい種牡馬だ。