『激走馬を振り返る！』は毎週、7番人気以下の人気薄の激走馬（3着以内）をまとめるコーナーです。
なぜ激走したのか？を血統の観点から、無理やりにでも分析していきます。
今週は、いつものことながら東京競馬場だけ振り返ります！
東京競馬場の激走馬（10/13日曜）
①日曜・東京２R
| 月日 | レース名 | 馬名 | 種牡馬 |
| 場所 | 条件 | 着順（人気／頭数） | 騎手 |
| 10/13 | 2歳未勝利 | イッシンフラン | シャンハイボビー |
| 東京２R | ダ1400良 | 1着（7人気／15頭） | 江田 照男 |
シャンハイボビーはストームキャット系の種牡馬。江田照男の穴人気での1着はオールドファンからすると嬉しい感じ。
今回のイッシンフランは、新馬戦芝1600m戦7着からの一変。
シャンハイボビー産駒は、芝6勝・ダート29勝なので、かなりのダート寄り。なのでダート替わりはまちがいなく抑えておいた方がGOOD
産駒の大半は短距離馬なので、1ハロン短縮も良かった。
②日曜・東京２R
| 月日 | レース名 | 馬名 | 種牡馬 |
| 場所 | 条件 | 着順（人気／頭数） | 騎手 |
| 10/14 | 2歳未勝利 | シュレン | ディーマジェスティ |
| 東京２R | ダ1400良 | 2着（9人気／15頭） | 菊沢 一樹 |
出ました、ディーマジェスティ産駒の激走。
この「激走馬を振り返る」シリーズは、今回で6回目だが、ディーマジェスティの登場はすでに3回目。
ディーマジェスティとホッコータルマエとイスラボニータ産駒は最近穴馬が来てるから注意しよう。
↓ディーマジェスティが激走したバックナンバー
ディーマジェスティは芝ダ兼用で、どちらも穴馬の激走がある。
今回のシュレンは、前走ダ1200戦5着より、1ハロン延長。というよりか前走5着なのに9番人気は舐められすぎ。
ディーマジェスティは地味なので人気になりにくいので、それが激走馬を生み出す要因のひとつかもしれない。
ちなみに最近のディーマジェスティの激走は、ダ1200、芝1200、そして今回のダ1400。スピードが勝っているので、短距離での激走が目立つ。
③日曜・東京７R
| 月日 | レース名 | 馬名 | 種牡馬 |
| 場所 | 条件 | 着順（人気／頭数） | 騎手 |
| 10/13 | 3歳上1勝クラス | イクリール | シュヴァルグラン |
| 東京７R | 芝2400良 | 2着（8人気／8頭） | 丸山 元気 |
| 月日 | レース名 | 馬名 | 種牡馬 |
| 場所 | 条件 | 着順（人気／頭数） | 騎手 |
| 10/13 | 3歳上1勝クラス | ズイウンゴサイ | シュヴァルグラン |
| 東京７R | 芝2400良 | 3着（7人気／8頭） | 丸田 恭介 |
東京芝2400ｍでシュヴァルグラン産駒が2頭も激走！！
少頭数とは言えシンガリ人気とブービー人気の2頭とは恐れ入った！！
産駒はいままで2世代がデビューして、芝8勝・ダ5勝。
マキャヴェリアンの影響もあるのか、意外とダートも走っている。
今のところ一番勝ち鞍が多いのは、まさかの1200ｍ！
しかし2000ｍ以上の中長距離馬もいるので、1200ｍタイプと中長距離馬に二分化されてる感じ。
中長距離タイプは、とにかく距離延長がプラス。
今回好走した2頭も、距離延長でいい成績を上げてきたシュヴァルグラン産駒「らしい」馬だ。
④日曜・東京８R
| 月日 | レース名 | 馬名 | 種牡馬 |
| 場所 | 条件 | 着順（人気／頭数） | 騎手 |
| 10/13 | 3歳上2勝クラス | シグムンド | アポロキングダム |
| 東京８R | ダ2100良 | 2着（8人気／16頭） | 柴田 大知 |
キングマンボ系のアポロキングダムがダートの長丁場で激走！
ジムグンドは、前走1勝クラス1着から格上挑戦だった。過去に東京ダ2100で1勝2着1回と好相性を見せていただけに8人気はちょっと舐められていた感。
アポロキングダム産駒はあまり見る機会は無いので、今後の馬券にはあまり繋がらないかな。
⑤日曜・東京８R
| 月日 | レース名 | 馬名 | 種牡馬 |
| 場所 | 条件 | 着順（人気／頭数） | 騎手 |
| 10/13 | 3歳上2勝クラス | インペリアルライン | ドゥラメンテ |
| 東京８R | ダ2100良 | 3着（11人気／16頭） | ☆原 優介 |
300ｍ距離延長で激走。この馬も以前は長距離ダートで走っていたので、やはり適性がモノを言った感じ。
ドゥラメンテ産駒は、ダートの勝ち星は
- 1位 1800ｍ／63勝
- 2位 1700ｍ／30勝
と、レース数が多いダート短距離よりも中距離のほうが断然勝利数が多い。2000ｍ以上もいいアベレージを残しているので、今後もドゥラメンテ、ダート馬の距離延長に警戒しよう。
⑥日曜・東京10R
| 月日 | レース名 | 馬名 | 種牡馬 |
| 場所 | 条件 | 着順（人気／頭数） | 騎手 |
| 10/13 | テレビ静岡賞 | コンクイスタ | ロードカナロア |
| 東京10R | ダ1400良 | 3着（8人気／16頭） | 北村 宏司 |
前走2勝クラス勝利からの格上挑戦で激走。
キングカメハメハ系共通項目として、昇級初戦に強く、軌道に乗ったら条件戦を連勝しやすいというものがある。
前走下級条件1着からのデータは、通算では勝率13％、複勝率33％ほどだが、ここ1年で大分成績を落としているので、それ以前はもっと神がかったアベレージだった。
ロードカナロア産駒もまだまだ多いので、今後も昇級初戦に注意。
→これを書いた翌日にロードカナロア産駒の昇級初戦の馬が、府中牝馬S（GⅡ）で大激走しました（涙）
⑦日曜・東京11R
| 月日 | レース名 | 馬名 | 種牡馬 |
| 場所 | 条件 | 着順（人気／頭数） | 騎手 |
| 10/13 | オクトーバーS | ギャラクシーナイト | ドゥラメンテ |
| 東京11R | 芝2000良 | 2着（10人気／16頭） | 菊沢 一樹 |
ドゥラメンテ産駒、本日2回目の激走。そして菊沢一樹も2回目の激走！
前走、3勝クラス勝利からの昇級初戦。
ドゥラメンテもキングカメハメハ産駒なので、２R連続で昇級初戦でキンカメ系が激走したことに。
ここに府中牝馬Sの正解あったんだよなぁ・・・
⑧日曜・東京１１R
| 月日 | レース名 | 馬名 | 種牡馬 |
| 場所 | 条件 | 着順（人気／頭数） | 騎手 |
| 10/13 | オクトーバーS | サトノエルドール | ディープインパクト |
| 東京11R | 芝2000良 | 3着（14人気／16頭） | 北村 宏司 |
前走、札幌芝2600ｍからの距離短縮、そして超高馬場替わり。北村宏司も本日2回目の激走。
ディープ産駒とはいえ、それでも14番人気は買えんな～
この日は、江田照男、北村 宏司、菊沢一樹と、かなりいぶし銀な騎手が活躍した1日だった。
東京競馬場の激走馬（10/14月曜祝日）
①月曜・東京１R
| 月日 | レース名 | 馬名 | 種牡馬 |
| 場所 | 条件 | 着順（人気／頭数） | 騎手 |
| 10/14 | 2歳未勝利 | トリリオンボーイ | マクフィ |
| 東京１R | ダ1300良 | 2着（8人気／16頭） | 吉田 隼人 |
吉田隼人ジョッキー、復帰おめでとう！さっそくの激走は流石！
マクフィはドバウィ産駒。ドバウィはヨーロッパで大成功した種牡馬なので、日本ではあまり馴染みは無いかもしれない。
さかのぼるとシーキングザゴールドなので、個人的にはマクフィはシーキングザゴールドだと思って予想している。
基本短距離馬が多いし（マクフィ産駒はたまに中距離馬いるが）、芝ダートともに走るし、そして人気薄の激走も多い。
ちなみに今回のトリリオンボーイは違ったが、マクフィ産駒は8枠での勝利数だけ突出している外枠確変種牡馬。この辺もシーキングザゴールド。
代を4つ経ても、傾向は似てるから血統は面白い。
②月曜・東京２R
| 月日 | レース名 | 馬名 | 種牡馬 |
| 場所 | 条件 | 着順（人気／頭数） | 騎手 |
| 10/14 | 2歳未勝利 | トーケンサワー | ルーラーシップ |
| 東京２R | 芝1400良 | 2着（8人気／14頭） | 柴田 善臣 |
前走新馬戦6着より一変での激走。
函館→東京、1200→1400だった。
しかし個人的にはあまり手が出ない馬券ではあった・・・
③月曜・東京３R
| 月日 | レース名 | 馬名 | 種牡馬 |
| 場所 | 条件 | 着順（人気／頭数） | 騎手 |
| 10/14 | 2歳未勝利 | テンペストーソ | マクフィ |
| 東京３R | ダ1600良 | 2着（8人気／12頭） | M.デムーロ |
１Rにつづき、マクフィ2度目の激走！！
1800→1600へ距離短縮。
先ほども書いた通り、マクフィはシーキングザゴールドなので、距離短縮プラス。そして外枠確変種牡馬なので、前走・多頭数の内枠→今回・少頭数となったのも好走の要因か。
ミルコが最後方近くからゆっくり進めたのも良かったはず。
このテンペスト―ソはまだこれからも穴を開けそう。中山ダ1200外枠で一発！に一票。
④月曜・東京４R
| 月日 | レース名 | 馬名 | 種牡馬 |
| 場所 | 条件 | 着順（人気／頭数） | 騎手 |
| 10/14 | メイクデビュー | ブレトワルダ | マジェスティックウォリア |
| 東京４R | ダ1400良 | 2着（13人気／16頭） | 柴田 善臣 |
柴田善臣、本日2回目の激走！今週の東京はかなり渋いジョッキーが波乱を演出してるな。
っていうか、この馬の馬主さん、まだJRAの馬持てるんだね・・・
まあ、そんな話は置いておいて、父マジェスティックウォリアーは東京ダートに強いエーピーインディ系。
ちなみにマジェスティックウォリアー産駒は、１～３枠の成績が悪く、外目の枠の成績が良い。今回も7枠が功を奏したのかもしれない。
※マジェスティック産駒の枠番別成績
- 1枠12勝
- 2枠10勝
- 3枠14勝
- 4枠25勝
- 5枠30勝
- 6枠43勝
- 7枠31勝
- 8枠30勝
今後も内枠で揉まれて負けた馬が、次走5～8枠位を引いたら狙ってみるのも面白そう。
⑤月曜・東京５R
| 月日 | レース名 | 馬名 | 種牡馬 |
| 場所 | 条件 | 着順（人気／頭数） | 騎手 |
| 10/14 | メイクデビュー | リギーロ | キズナ |
| 東京５R | 芝1800良 | 3着（8人気／11頭） | 鮫島 克駿 |
人気薄での激走がやたら多いキズナ。
↑↑こちらの記事でもキズナ産駒が新馬戦を激走。記事内には「希代の穴種牡馬キズナ」「キズナは母系がストームキャットなので新馬戦注意」と書いてある。
まんまその通りで、今回はさらにキズナ産駒大得意の東京1800ｍでもあった。
◎本命 #シックスペンス
キズナ産駒は芝1800の成績が良く、その中でも東京の芝1800は特にアベレージがいい。
牡馬に限定すると、東京1800に過去のべ46頭出走して、勝率17%、連対率33%、複勝率48%と突出したデータをたたき出している。
シックスペンスはスプリングSのような競馬を期待✨
— 大樹-TAIKI-◆競馬DAI技林◆血統予想で万馬券を獲る (@keibadaigirin) October 5, 2024
↑↑毎日王冠でもこんな風にポストしました。
⑥月曜・東京６R
| 月日 | レース名 | 馬名 | 種牡馬 |
| 場所 | 条件 | 着順（人気／頭数） | 騎手 |
| 10/14 | 3歳上1勝クラス |
アルニラム
|
リアルスティール |
| 東京６R | ダ1400良 | 3着（7人気／16頭） | 菅原 明良 |
前走未勝利勝ちからの昇級初戦。
リアルスティールはダートでの成績もかなり良くて、フォーエバーヤング以外にも続々ダート名馬を送り出しそうな予感がある。
リアルスティール産駒は東京ダートは距離問わず、かなりいいアベレージを記録しているので、今後も注目。今、勢いに乗ってる血統なので、人気薄でも無印は危険だ。
⑦月曜・東京８R
| 月日 | レース名 | 馬名 | 種牡馬 |
| 場所 | 条件 | 着順（人気／頭数） | 騎手 |
| 10/14 | 3歳上1勝クラス | ゴールドシーン | エピファネイア |
| 東京８R | 芝1600良 | 2着（7人気／17頭） | 津村 明秀 |
前走東京芝1800やや重で8着→そして今回東京芝1600良で2着激走。
エピファネイアはロベルト系の割には道悪で成績を落とす種牡馬。今回のような高速馬場向き。
エピファネイア産駒は東京コースが得意で、なかでも芝1600ｍは人気薄の好走も多い。
ヴィクトリアマイルCのテンハッピーローズだけでなく、平場戦でも穴馬の台頭がある。
⑧月曜・東京10R
| 月日 | レース名 | 馬名 | 種牡馬 |
| 場所 | 条件 | 着順（人気／頭数） | 騎手 |
| 10/14 | 白秋S | ヤマニンデンファレ | ローエングリン |
| 東京10R | 芝1400良 | 3着（14人気／14頭） | 石川 裕紀人 |
それにしても、この日の東京は人気薄の激走馬が多いな・・・
やっぱ違う競馬場にすればよかった
白秋Sはシンガリ人気の馬が3着に激走。前走まで同条件で二桁着順つづきなので、穴党の自分でも絶対に買えない・・・
⑨月曜・東京１１R 府中牝馬S
| 月日 | レース名 | 馬名 | 種牡馬 |
| 場所 | 条件 | 着順（人気／頭数） | 騎手 |
| 10/14 | 府中牝馬S | シンティレーション | ロードカナロア |
| 東京11R | 芝1800良 | 2着（10人気／15頭） | 戸崎 圭太 |
さあ、やってまいりました！府中牝馬ステークス！
日曜10R、11Rにつづいて、今週3回目のキングカメハメハ系の昇級初戦での激走！！
いやぁ・・・日曜日にやたらキンカメ昇級初戦来てるなぁ、と思って、府中牝馬Sはシンティレーションも△に抑えといたんですけどね・・・
さすがに1週間でキンカメ昇級初戦3連発は無いかなぁとブレーキしてしまった。
人気馬が休み明けということで、対抗できる馬は夏に調子を上げてきた馬・・・とも考えていただけに、シンティレーションは重い印を打つべきだった・・・
このキンカメの昇級初戦のバックスクリーン3連発喰らって、悔しさのあまり吐きそうです。
⑩月曜・東京12R
| 月日 | レース名 | 馬名 | 種牡馬 |
| 場所 | 条件 | 着順（人気／頭数） | 騎手 |
| 10/14 | 3歳上2勝クラス | セフィロ | イスラボニータ |
| 東京12R | 芝1600良 | 2着（7人気／14頭） | 横山 和生 |
しかしイスラボニータも激走の多い種牡馬だな。もはやこのコーナーの常連種牡馬だからね。
そして今回で2024年、34回目の激走となりました！！
イスラボニータおそるべし。
イスラボニータは芝でもダートでも激走し、しかも距離も万遍に激走する。
しかし一番激走が多いのは芝1600ｍ。
超高速馬場でも、道悪でも、気分さえ乗ればガンガン激走するので、平場戦で人気薄のイスラを見かけたら、宝くじ気分で抑えるか、「どうか今回だけは見逃して・・・」と震えながら無印にするかのどちらかだろう。
【今週の格言】
キングカメハメハ系の昇級初戦！
