こちらの記事ではキタサンブラック産駒の、中京競馬場の成績データをまとめていきたいと思います。
※データは2024/11/27時点でのもの
キタサンブラックの血統表
キタサンブラック産駒の中京競馬場データ【芝コース編】
芝コースのスコア
1着ー2着ー3着ー4着ー5着ー着外 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 | |
芝全 | 17-16-17-10-17-93 | 10.0% | 19.4% | 29.4% |
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キタサンブラック産駒は、2023年までは中京芝コースが鬼強かった。しかし2024年は変則開催で、3月8月9月と開催があったが、キタサン産駒はまさかの1勝止まり。大きく率を下げてしまった。
それでも勝率10%はなかなかの水準なので、今後も注意が必要。
中京芝コースは人気薄の激走が多いのも特徴。7番人気以下の3着以内は9回もあり、これは全競馬場を通じて単独トップ。
芝コースの距離別スコア【1200-1600部門】
1着ー2着ー3着ー4着ー5着ー着外 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 | |
芝1200 | 2- 1- 1- 0- 2- 3 | 22.2% | 33.3% | 44.4% |
芝1400 | 2- 2- 1- 0- 2-17 | 8.3% | 16.7% | 20.8% |
芝1600 | 4- 3- 3- 4- 2-21 | 10.8% | 18.9% | 27.0% |
芝1200m
キタサンブラックは母系がサクラバクシンオーのせいか、全競馬場を通じて1200mのアベレージがやたらいい。
そのなかでも勝率は中京1200が一番で、単勝回収値は250円を超えている。(まだ分母は少ないが)
▼高松宮記念の成績
1着ー2着ー3着ー4着ー5着ー着外 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
出走なし | — | — | — |
▼CBC賞の成績
1着ー2着ー3着ー4着ー5着ー着外 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
0- 0- 0- 0- 1- 0 | 0.0% | 0.0% | 0.0% |
芝1400m
1200よりもアベレージを大分落とすが、分母も小さいのでまだまだこれから。
今まで人気馬の出走が少なかったという事情もある。
1番人気は2戦2勝(勝率100%)、重馬場だと3戦すべて3着以内で複勝率100%
今後アベレージが上がってくる可能性も大いにある。
▼ファルコンSの成績
1着ー2着ー3着ー4着ー5着ー着外 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
出走なし | — | — | — |
芝コースの距離別スコア【2000-3000部門】
1着ー2着ー3着ー4着ー5着ー着外 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 | |
芝2000 | 7- 9-11- 5- 7-37 | 9.2% | 21.1% | 35.5% |
芝2200 | 2- 1- 1- 1- 4-15 | 8.3% | 12.5% | 16.7% |
芝3000 | 出走なし | — | — | — |
芝2000m
1着より2・3着が多く勝ち切れないが、複勝率は35%でかなり高アベレージ。
マニアックな所で行くと、馬体重460キロ未満の馬の成績が圧倒的に良い。
中京2000mはSペース⇒速い上がり3ハロン決着が多いので、パワー型キタサンブラックは向いてないのかも。
ダートのところでも書くが、大型の牡馬はダートで活路を見出すケースが多い。
あずさ賞2着(中京2000)だったガイアフォースは馬体重500キロ前後、当然のようにダート転戦で成功した。
中京芝2000、唯一500キロ超えの馬体重で勝ったブラックブロッサムは芝5戦4勝で引退したが、この馬もダートで見てみたかった・・・
▼金鯱賞の成績
1着ー2着ー3着ー4着ー5着ー着外 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
出走なし | — | — | — |
芝コースの道悪スコア
1着ー2着ー3着ー4着以下 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 | |
やや重~不良 | 6- 4- 5-27 | 14.3% | 23.8% | 35.7% |
やや重 | 2- 1- 1- 8 | 16.7% | 25.0% | 33.3% |
重 | 4- 3- 4-17 | 14.3% | 25.0% | 39.3% |
不良 | 0- 0- 0- 2 | 0.0% | 0.0% | 0.0% |
キタサンブラックは晴雨兼用。パワーもあり道悪でも成績を残す。
とくに中京2000道悪は神アベレージで、3-3-1/15、勝率20%、連対率40%となっている。
5番人気の好走3回、6番人気の好走1回で、単勝回収値も余裕で100円超え。
キタサンブラック産駒の中京競馬場データ【ダートコース編】
ダートコースのスコア
1着ー2着ー3着ー4着ー5着ー着外 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 | |
ダート全 | 12- 6- 9- 8- 8-44 | 13.8% | 20.7% | 31.0% |
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中京ダートで単勝回収値117円、複勝回収値103円と、出走頭数はまだ少ないが、かなり得意な傾向が見て取れる。
距離別での単勝回収値は、
1200mが212円、1800mが100円、1900mが286円。
人気薄でもバチバチ来ており、チャンピオンズカップのウィルソンテソーロ(12人気2着)、3勝クラスのマリオロード(10人気1着)と上級条件でも穴を開ける。
未勝利、1勝クラスはもちろん、今後はどの条件でもキタサンブラック産駒は要注意だと思う。
ただ牝馬の成績は悪い。
勝利数も、勝率も、牡馬がダントツ。キタサンブランク産駒は、牝馬は完全に芝向き、牡馬(特に大型馬)はダート向きの馬も多い。
460キロ未満の産駒は中京ダートは過去に勝利無く、逆に480キロを超える産駒は中京ダートでのアベレージが跳ね上がる。
<中京ダートでの480キロ以上の牡馬>
- 8-4-2-3-4-16/37(勝率21.6%/連32.4%/複37.8%)単勝回収値193円
道悪ダートでの成績は優秀。くわしくはこのあとの道悪ダートの項にて。
ダートコースの距離別スコア
1着ー2着ー3着ー4着ー5着ー着外 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 | |
ダ1200 | 2- 0- 0- 0- 1- 4 | 28.6% | 28.6% | 28.6% |
ダ1400 | 1- 1- 1- 0- 0-16 | 5.3% | 10.5% | 15.8% |
ダ1800 | 7- 5- 6- 7- 7-17 | 14.3% | 24.5% | 36.7% |
ダ1900 | 2- 0- 2- 1- 0- 7 | 16.7% | 16.7% | 33.3% |
ダート1800m
2023年のチャンピオンズカップのウィルソンテソーロ2着が印象的だった。
分母が少なく、過去に49回しか出走したことないので比べるのは申し訳ないが、ダート1800mの鬼のキズナ産駒よりも、アベレージは上なのがスゴイ。
(まあ、キズナ産駒は出走回数189だが・・・)
これは個人的な予想だが、中京ダート1800は向こう正面から厳しめのラップが続くので、末脚の持続力や持久力に長けるキタサンブラック産駒に適性が合っているのでは?と思う。
今後もチャンピオンズカップでは要注意。
東海Sが2025年からダート1400に変更になるのは、キタサン産駒にとっては痛い・・・
平場戦では、芝2000→中京ダ1800の馬の成績がいいので、馬体重が460キロ未満じゃなければ、今後も狙える馬券術。(主に未勝利だが)
▼チャンピオンズCの成績
1着ー2着ー3着ー4着ー5着ー着外 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
0- 1- 0- 0- 0- 0 | 0.0% | 100% | 100% |
23年ウィルソンテソーロが2着(12人気) |
ダートコースの道悪スコア
1着ー2着ー3着ー4着以下 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 | |
やや重~不良 | 3- 2- 6-21 | 9.4% | 15.6% | 34.4% |
やや重 | 1- 0- 1- 7 | 11.1% | 11.1% | 22.2% |
重 | 0- 1- 2- 6 | 0.0% | 11.1% | 33.3% |
不良 | 2- 1- 3- 8 | 14.3% | 21.4% | 42.9% |
キタサンブラック産駒は道悪ダートではアベレージを上げてくる。
人気薄の好走も多いのが特徴。
ただダート1200mの道悪はダメ。時計が速くなりすぎるのだろうか?
アベレージがいいのは1400~1900mで、とくに1900不良馬場は3着以内3回、うちひとつは鈴鹿Sでマリオロードが10番人気で勝利した。
GⅠチャンピオンズSは(執筆時点で)過去に道悪での開催は無いが、もしも雨が降ればキタサンブラック産駒は必ず勝っておきたい。