※データは2024/9/10時点でのもの
キズナの血統表
キズナ産駒の中山競馬場データ【芝コース編】
芝コースのスコア
1着ー2着ー3着ー4着ー5着ー着外 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 | |
芝全 | 39-34-32-39-19-212 | 10.4% | 19.5% | 28.0% |
※スマホの場合、横にスクロールできます
結論から言うと、キズナは近年まれに見る大穴種牡馬!です。
キズナ産駒は、芝レースに限定すると、全競馬場の合算で、単勝回収値103円、複勝回収値92円とめちゃくちゃ人気薄での激走が多い。
出走頭数がある程度多い(分母が大きい)人気種牡馬の中で、芝レース単勝回収値が100円を超えているのはキズナくらいです。複勝回収値も最上位。
(※ダートで単勝回収値100円を超えているのはシニスターミニスターがいる)
ここまでくると、(芝レースは)キズナを制する者が、馬券(回収率)を制すと言っても過言ではないほど。
競馬場別で見ると、
今回特集する中山競馬場も成績は上々。中山も単勝回収値103円、複勝回収値98円。かなり人気薄が走っている。
どの距離がとくに穴連発しているかは、このあと順を追って分析していきたい。
<キズナ産駒・人気別の成績>※全距離を通じて
勝率ー連対率ー複勝率の並び
- 1番人気 36%ー43%ー57%
- 2番人気 17%ー35%ー50%
- 3番人気 24%ー41%ー50%
- 4番人気 4%ー13%ー26%
- 5番人気 16%ー32%ー38%
- 6番人気 3%ー13%ー23%
- 7番人気 10%ー13%ー23%
- 8番人気 0%ー7%ー7%
- 9番人気 0%ー3%ー7%
- 10番人気 6%ー6%ー11%
- 11番人気 3%ー10%ー24%
- 12番人気 6%ー13%ー13%
- 13番人気 0%ー8%ー15%
5番人気と7番人気がエグイです。そして11番人気の複勝率はかなりヤバイ!
1番人気と11番人気、3着の数が一緒なんですw
芝コースの距離別スコア【1200-1800部門】
1着ー2着ー3着ー4着ー5着ー着外 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 | |
芝1200 | 2- 2- 5- 4- 0-23 | 5.6% | 11.1% | 25.0% |
芝1600 | 15-14- 8-11-10-61 | 12.6% | 24.4% | 31.1% |
芝1800 | 8- 9- 7- 5- 5-38 | 11.1% | 23.6% | 33.3% |
※スマホの場合、横にスクロールできます
①芝1200m
勝率5.6%・連対率11.1%とアベレージは低い。キズナ産駒は中山1200mの出走頭数自体少なめなので、なかなか本命にする機会は無いと思う。
しかし、過去に好走した馬はすべて5番人気以下のため、穴党は注視すべきコース。
過去3着以内9回の内訳は、
- 5番人気2回
- 6番人気3回
- 7番人気1回
- 10番人気2回
- 11番人気1回
と、4番人気より上の人気馬の好走は無し。清々しい結果だ。
そして個人的に気になるのは、激走した馬の条件、いわゆる激走した理由。
激走ポイント、まずひとつめは牝馬。
過去に連対した馬はすべて牝馬だった。3着も牝馬のほうが多かった。
激走ポイント、ふたつめは7枠8枠から気分よく走れた馬。
7枠の成績が一番良く、8枠からもビアンフェがオーシャンS(GⅢ)で3着に好走した。
本来中山芝1200は内枠が強いレース。データを調べると1枠~4枠までの成績が良い。
それなのに外枠(7・8枠)から好走馬が続出となれば、これは偶然で片づけるより、キズナ産駒が(気性的な問題から)外枠で能力UPと仮説立てするほうが自然なのではないだろうか。
~プレイバック キズナ産駒~
2021/1/16 カーバンクルS(OP)中山芝1200良
レジェ―ロ(牝4)1着(10人気/16頭)
《寸評》前走、同条件のラピスラズリS14着大敗からの一変&激走。前走は2枠3番から道中は中団で揉まれて見せ場なし。そして次走のカーバンクルSは7枠14番から気分良く先行して逃げ切り。3連単120万超えの大波乱を演出した。
②芝1600m
キズナはマイラーも多く輩出し、過去5年の芝1600m種牡馬ランキング(勝利数)では第4位に入るほど。(ダイワメジャーよりも上)
そしてキズナ産駒が芝1600で一番成績がいいのが、この中山競馬場です!
1位 中山 12.6%-24.4%-31.1%
ちなみに一番苦手なのは、新潟競馬場。(上がり3Fが早くなりすぎる)
https://keibadaigirin.com/kizuna-niigata/
すでに中山マイル重賞は、バスラットレオン(NZT)、ファインルージュ(フェアリーS)、パラレルヴィジョン(ダービー卿CT)と3勝をしており、コースとの相性がいいことが分かる。
また芝1200ほどでは無いが、人気薄の好走もたびたびあり、複勝率は118円というハイアベレージを記録している。
人気薄の激走の狙い目(前歴あり)は以下の通り
- ①新潟・東京でキレ負けした馬が、小回りの中山で巻き返すパターン
- ②コンクシェル(アネモネS、13人気2着)のように気性の勝った馬の距離短縮
- ③新馬戦
キズナ産駒はこれからもどんどんデビューしてくるので、ぜひ中山でキズナ馬券を獲っていただきたい!
③芝1800m
全競馬場を通じて、芝1800mでハイアベレージを記録しているキズナ産駒。
圧倒的成績を残しているのが、洋芝(野芝よりも若干時計がかかる)の札幌&函館。
もちろん中山競馬場も上々の成績をおさめている。
単勝回収値181円(ヤバい・・・)、複勝回収値113円とどちらも100円を超える。
1番人気~6番人気までの成績が秀逸。とくに顕著なデータを下にまとめよう。
- 1番人気 50%-75%-75%
- 3番人気 33%-67%-83%
- 5番人気 29%-57%-57%
- 6番人気 25%-50%-50%
6番人気まで複勝率が50%を超えている・・・というのは過去に見たことが無いほど凄い。
この条件で6番人気以内のキズナ産駒を無印にするのは危険、絶対抑えが必要で、本命でもいいかもしれない。
もちろん2桁人気の激走も3度ほどある。
まさに手が付けられない状態だ。
人気薄の激走の狙い目は以下の通り
- ①新潟・東京でキレ負けした馬が、小回りの中山で巻き返すパターン
- ②距離短縮
- ③昇級初戦
基本的に狙いは中山芝1600mと同じ。
芝1800mを走る馬は素質馬が多いのか、昇級初戦で通用するケースが多く、フラワーCを12番人気で勝利したアブレイズは新馬戦勝利後の挑戦だった。
芝コースの距離別スコア【2000-3600部門】
1着ー2着ー3着ー4着ー5着ー着外 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 | |
芝2000 | 12- 5- 7-17- 4-58 | 11.7% | 16.5% | 23.3% |
芝2200 | 1- 2- 3- 2- 0-23 | 3.2% | 9.7% | 19.4% |
芝2500 | 1- 2- 2- 0- 0- 7 | 8.3% | 25.0% | 41.7% |
芝3600 | 0- 0- 0- 0- 0- 2 | 0.0% | 0.0% | 0.0% |
※スマホの場合、横にスクロールできます
①芝2000m
芝2000mでもハイアベレージを残しているキズナ産駒だが、中山競馬場は物足りない成績だ。
キズナ産駒は中山では芝1800mまでは積極的に狙えるが、2000m以上では抑えが妥当と言わざるを得ない。
単勝回収値、複勝回収値ともに不調。人気薄の激走はホープフルSのサンライズジパングのみ。
ただ人気馬、素質馬の出走が少ない・・・という事実もあるので、今後、キズナ産駒が増えたときに、中山芝2000の成績も上がる可能性があることも追記しておく。
(京都・阪神2000の成績はめちゃくちゃいいので、中山2000がダメなのは疑問)
ちなみに中山芝2000は、芝1200同様に7枠は異様に成績がいい。
皐月賞を勝ったジャスティンミラノも7枠だった。
②芝2200m
牡馬にステイヤー気味の仔が多いキズナ。芝2200mは無双する距離なのだが、いかんせん中山競馬場だけ極端に成績が悪い。
勝率だけ見ても、京都21%、新潟15%、阪神12%・・・中山3%なのは解せない。
まあたしかに出走頭数が少ないのもあるが、新潟も少ない分母で高アベレージだからなぁ・・・
しかも人気馬が良く裏切る。
1番人気、2番人気は過去に6頭いて、いまだに連対率0%。
分母が増えてくれば、いずれ成績が上がってくるのは間違いないと思うが、それまでは抑え・様子見が妥当かと思う。
③芝2500m
こちらは芝2200以上に出走頭数が少ないので、何とも言えない。しかしステイヤー型牡馬はしっくりくるコースなので、ずぶい馬が出走してきたら買っておこう。
ディープボンド(有馬記念2着)が複勝回収値を上げて、ビジン(サンシャインS1着)が単勝回収値を上げている。
ジャスティンミラノが有馬記念に出走したら、何着に入るか注目。個人的には好勝負必至だと思うが。
芝コースの道悪スコア
1着ー2着ー3着ー4着以下 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 | |
やや重~不良 | 10- 7- 9-85 | 9.0% | 15.3% | 23.4% |
やや重 | 7- 6- 4-67 | 8.3% | 15.5% | 20.2% |
重 | 2- 1- 5-11 | 10.5% | 15.8% | 42.1% |
不良 | 1- 0- 0- 7 | 12.5% | 12.5% | 12.5% |
※スマホの場合、横にスクロールできます
キズナ産駒は、全競馬場を通じて、道悪は得意傾向が出ている。
ただ軽快な短距離馬の多い1200と1600は道悪成績はそこまで良くない。
逆にステイヤー系産駒が多い2000以上は一気に道悪の成績が上がる。
中山も同様の傾向。
- 芝1200 0%-0%-7%
- 芝1600 6%-16%-16%
- 芝1800 6%-17%-33%
- 芝2000 18%-21%-33%
- 芝2200 0%-8%-8%
- 芝2500 33%-67%-67%
それでもなぜか鬼門の芝2200・・・
キズナ産駒の中山競馬場データ【ダートコース編】
ダートコースのスコア
1着ー2着ー3着ー4着ー5着ー着外 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 | |
ダート全 | 24- 9-21-14-23-142 | 10.3% | 14.2% | 23.2% |
※スマホの場合、横にスクロールできます
キズナは芝だけでなくダートも成績を残すオールラウンダー。この辺はストームキャット系の母系が色濃く出る。
芝は単勝回収値100円を超える・・・と紹介したが、ダートも全競馬場を通じて単勝回収値95円のかなりの数値。これは人気種牡馬の中ではシニスターミニスターに次ぐ数値だ。
キズナは芝だけでなくダートでも穴系種牡馬というのが分かる。
もちろん中山ダートもそう。中山ダは単勝回収値120円と穴党を唸らせるデータが出ている。
ダートコースの距離別スコア
1着ー2着ー3着ー4着ー5着ー着外 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 | |
ダ1200 | 3- 1- 4- 4- 5-37 | 5.6% | 7.4% | 14.8% |
ダ1800 | 18- 7-14- 8-17-100 | 11.0% | 15.2% | 23.8% |
ダ2400 | 3- 1- 3- 2- 1- 5 | 20.0% | 26.7% | 46.7% |
※スマホの場合、横にスクロールできます
ダートコースの道悪スコア
1着ー2着ー3着ー4着以下 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 | |
やや重~不良 | 9- 5- 8-58 | 11.3% | 17.5% | 27.5% |
やや重 | 5- 1- 3-27 | 13.9% | 16.7% | 25.0% |
重 | 3- 4- 4-17 | 10.7% | 25.0% | 39.3% |
不良 | 1- 0- 1-14 | 6.3% | 6.4% | 12.5% |
※スマホの場合、横にスクロールできます