今週は土曜に京都2歳ステークス。
あまり出世レースの立ち位置にないが、それでも2023はシンエンペラーが1着。そしてこっそり4着に翌ダービー馬ダノンデサイル。
今年も将来を占うレースになる可能性もあるので、どんな結果になるか楽しみ。
京都競馬場の馬場状態
今週からCコース使用、やや高速馬場
例年はマイルCSの週からCコースに替わるが、今年は京都は変則開催なのでジャパンカップの週にようやくCコース。
先週はゴリゴリの外差し馬場だったが、荒れた部分は内ラチに保護されるので、外差しは少しは緩和される。
それでも最後の直線は内側に荒れた部分が残っている(JRA公式の写真より)
まあでも京都2歳Sは内回りコースなので、そこまで顕著に外差し結果にはならないだろう。
クッション値は相変わらず高く11.2なので、土曜日のメインはそこそこいい時計が出そうだ。
イーブン馬場~やや外差し馬場
京都2歳ステークス2024の最終予想
今回のレース、血統データ的にはかなり面白い構図になっている。
それは、
京都内回り2000mが大得意なキズナVS苦手なエピファネイア
この構図だ。
まずはキズナ産駒について。
↑上の記事でも解説した通り、キズナ産駒は京都芝2000mはとにかく勝ち切る。
17-8-5/105(勝率16.2%)
1着の数が2着の倍以上あり、単勝回収値は余裕で100円を超えている。
全17勝の内容も良く、2勝クラス以上で9勝。オープンは3勝で、そのうちアリスヴェルテがマーメイドS(京都代替)を勝っている。
逆にエピファネイアは・・・
↑上の記事で解説した通り、2着・3着・4着を量産しており、成績は芳しくない。
6-8-8/82(勝率7.3%)
4着の数が14と、1着の2.5倍もあり、なかなか勝ち切れないコースとなっている。
全6勝の内容も悪く、ほとんどが下級条件。2勝クラス以上の勝利はデアリングタクトの秋華賞だけ。
そういえば桜花賞馬ステレンボッシュも、ギリギリ3着と内容は悪かった。
エピファネイアはコーナリング性能よりも、最後の直線で追って伸びる特性があり、京都内回りは全般的に勝ち切れない。結果的に東京、新潟外回り、中京などの長い末脚が活きるコースの方が得意という傾向になっている。
さあ、話を京都2歳ステークスに戻そう。
8頭立てのなかに、キズナ産駒が2頭、エピファネイア産駒が3頭。まさに現役時代からシノギを削った関係性だ。今回も熱い戦いになりそう。
しかし、当サイトは血統予想が軸なので、キズナ≫エピファネイアと考える。
しかもエピファネイア産駒は3頭とも、得意の中京コースからの参戦。得意な中京⇒苦手な京都内回り、ということで人気過剰な面もあると思う。
しかし逆に言うと、苦手な京都2000で、もしもエピファネイア産駒があっさり勝つようなことがあれば、それはクラシック最有力候補と言える。
まあ、でもダノンデサイルも4着に敗れたコースだからね。
◎本命:08エリキング
キズナ産駒は京都芝2000が得意と繰り返し書いたが、さらに言うと外目の枠を引くと大幅に好走率がUPする。
キズナは母系がストームキャットで多少気難しい面があるため、特に2歳馬は外をノーストレスで走らせたほうがいい。
今回のエリキングもスタートがかなり遅いため、大外枠はプラスになる。
野路菊Sを見ても、ラストも速い脚が使える。そしてキズナ産駒なのでコーナリングもOK。
来年クラシックに向けて、しっかり勝ち切る競馬をしてくれることを期待。
○対抗:05クラウディアイ
新種牡馬サートゥルナーリア産駒。
サートゥルナーリアは初年度産駒が順調に勝ち上がっており、とくに11月に入り8勝!と固め打ち。
東京ではレッドキングリーがGⅢ3着、京都ではキャッスルレイクが2勝目を挙げてオープン入りと、爆発の前触れのような動きが出始めている。
とくにサートゥルナーリア×母父ディープインパクトの産駒は出来が良い。サンデーサイレンス4×3になるのが特徴で、すでに6勝をマーク(勝率27.3%)
上がり32.9で新馬を勝ったレイニング、上がり33.6で2勝目を挙げたキャッスルレイクなど瞬発力が武器の産駒が多そうな印象。
今回のクラウディアイも、新馬戦では4コーナーから最後の直線入り口でGOサインを出した時の反応が他馬とはケタ違い。まさにサートゥルナーリア×ディープの血の『鋭さ』を見せてくれた。
エリキングが後方からまくり切れない場合は、好位から速い脚を使えるクラウディアイが浮上するだろう。
◎08エリキング
○05クラウディアイ
▲03ウォータークラーク
△02サラコスティ
△04ジョバンニ
エピファネイア産駒はデータ通り勝ち切れない可能性があるので、△連下まで!