※データは2024/9/1時点でのもの
ルーラーシップの血統表
キングカメハメハとエアグルーヴという、日本を代表する配合の種牡馬。現役時代はかなり人気のある馬で、出遅れ癖などが原因で日本のGⅠを勝てなかったが、5歳時に香港GⅠを勝った。
ドゥラメンテ(キングカメハメハ×アドマイヤグルーヴ)と血統構成が似ているが、ルーラーシップのほうはサンデーサイレンスの血を持たない分、サンデー系の繁殖牝馬と配合できるのが強み。実際に、重賞ウィナーのほとんどが、サンデー系との配合だ。
ルーラーシップ産駒の中山競馬場データ【芝コース編】
芝コースのスコア
1着ー2着ー3着ー4着ー5着ー着外 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 | |
芝全 | 67-72-67ー62-50-409 | 9.2% | 19.1% | 28.3% |
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ルーラーシップは、芝コースの勝利数は東京競馬場が1位、勝率は福島が1位、そして複勝率は中山競馬場が1位となっている。
中山の重賞レースも良く走り、毎年のように好走馬を出す。
1800m~2200mの重賞に強く、とくに紫苑ステークスは過去1勝2着2回、そのうち一つは10番人気の大穴と、好相性のレース。
芝コースの距離別スコア【1200-1800部門】
1着ー2着ー3着ー4着ー5着ー着外 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 | |
芝1200 | 4- 1- 3- 2- 1-20 | 12.9% | 16.1% | 25.8% |
芝1600 | 16-18-14- 6-10-94 | 10.1% | 21.5% | 30.4% |
芝1800 | 11-22-17-20- 8-88 | 6.6% | 19.9% | 30.1% |
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①芝1200m
ルーラーシップ産駒はスプリンターのイメージは無いかもしれないが、意外と芝1200mの勝ち鞍が多い。
ただ1200で勝つような馬は、純粋なスプリンターが多く、マイルを走っていた馬がスプリント戦に転戦して来ても結果は残せない。1200専業だ。
(1200と1800の両重賞を勝ったディアンドルはかなり異能)
中山1200は分母が少ないのでアレだが、勝率は12%超えと超優秀。ルーラーシップ産駒のスプリンターが出てきたら積極的に買っていい。
オードゥメールが中山1200で2度大激走している。
②芝1600m
ルーラーシップ産駒は、中山マイルはかなり好成績を収めている。
勝率10%、複勝率30%超えは、産駒数がかなり多い種牡馬の成績としては超優秀。
複勝率30%は、過去5年では、ディープよりもカナロアよりも、ダイワメジャーよりも上だ。(そんなイメージは無かったけど・・・)
人気薄の好走パターンは、
東京などの最後の直線が長いコースで敗戦した後、中山マイルに替わり急浮上するというパターン。条件クラスの産駒は、キレで勝負するよりも、スピードの持続性で勝負するほうがいいのかもしれない。
距離短縮(ペースが緩む1800m戦からの短縮)や新馬戦でもポツポツ穴を開けるから要注意。
③芝1800m
勝率は落とすが、連対率、複勝率はいい成績。
単勝負よりも、連、複勝負のほうが期待値が高いコースだ。
ちなみに人気馬(1~3番人気)も2,3着が多いので要注意!
また道悪の中山芝1800は、ルーラーシップ産駒の警戒注意報が発令されます!!
重or不良の場合は、人気に関わらず複勝率40%超え!!
フェアリーポルカは不良の中山牝馬Sに2度出走したことがあるが、1着と3着。どちらも馬券に絡んだ。
ルーラーシップ産駒は、
中山競馬場の芝コースは得意傾向。
1600mはかなり成績がいい。
1200m、1800mも好成績だが、1800はなぜか2・3着がやたら多い。
芝1800道悪はルーラーシップ警報が出る
芝コースの距離別スコア【2000-3600部門】
1着ー2着ー3着ー4着ー5着ー着外 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 | |
芝2000 | 22-17-23-20-18-131 | 9.5% | 16.9% | 26.8% |
芝2200 | 10-11- 6- 7- 5-46 | 11.8% | 24.7% | 31.8% |
芝2500 | 4- 3- 3- 7- 7-27 | 7.8% | 13.7% | 19.6% |
芝3600 | 0- 0- 1- 0- 1- 3 | 0.0% | 0.0% | 20.0% |
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①芝2000m
大レースがあり、激戦区のコースなので率は落としているが、成績自体は悪くない。
どちらかというと得意なほうだ。
過去5年では、中山芝2000勝利数ランキングでは4位につけている。
ただこのコースは、最近エピファネイアがかなり強いので、ルーラーシップは影が薄くなり始めている。(中山芝コースがあまりにも高速馬場になり過ぎているのも原因だと思う)
2022年ホープフルS3着キングズレイン以降、このコースでは、1勝クラス以上で3着以内が1頭もいないのが現状。
今後、コンクリートのように速い芝の高速馬場でどれほどの成績が残せるか注目。
ただ時計がかかれば良いというわけでは無く、12月~1月の芝2000mは成績が悪い。この時期はハーツクライ系や他のパワー系種牡馬が伸びてくるので割を食わされるのかもしれない。
9月の芝2000の成績はいいので、今後「超」高速馬場に対応できれば、狙いやすくなる。対応できなければ、未勝利~1勝クラスで注意するぐらいに収まりそう。
②芝2200m
ルーラーシップ産駒は芝2200mが大得意。なかでも京都と中山が大好物だ。
1位:京都芝2200 勝率16.7% 複勝率33.3%
2位:中山芝2200 勝率11.8% 複勝率31.8%
この条件にルーラーシップがいたら狙ってみても面白い。
とくに1番人気の成績は良く、勝率57%・複勝率86%と秀逸。
それなのに過去に芝2200の重賞(セントライト、オールカマー、AJCC)の出走頭数がすくないのは残念。
ダンビュライト、リオンリオンで2勝、ロバートソンキーが人気薄で2着など、かなりの適性を示しているので、もっと挑戦してもらいたい。
③芝2500m
中山は芝2200まではいい成績なのに、芝2500mになるとガクンと成績が落ちる。
単勝回収値も複勝回収値もかなり低水準。
はっきり言って苦手傾向だろう。
キセキも有馬記念、日経賞ともに結果を出せなかった。
今後も大物ステイヤーの出現も期待しずらいため、この傾向が続きそう。
ただ条件戦クラスでは、ロサグラウカ、シャインユニバンス、ネガイのように同コースで複数回好走したりもあるので、過去に中山2500で好走した馬は、再度のおかわりを警戒しよう。
芝コースの道悪スコア
1着ー2着ー3着ー4着以下 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 | |
やや重~不良 | 18-17- 9-114 | 11.4% | 22.2% | 27.8% |
やや重 | 12-11- 5-75 | 11.7% | 22.3% | 27.2% |
重 | 5- 4- 3-28 | 12.5% | 22.5% | 30.0% |
不良 | 1- 2- 1-11 | 6.7% | 20.0% | 26.7% |
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芝の道悪の成績は、競馬場による数値がかなりばらつくが、中山競馬場の道悪は得意な傾向。
クラスが上がっても(強いメンバーでも)好走の期待値が高く、重賞ではフェアリーポルカ(中山牝馬)、リオンリオン(セントライト)が優勝した。
距離別では芝2000の勝率13.3%、連対率24.4%の数値が秀逸。
重~不良で限定すると、芝1800の連対率25.0%、複勝率43.8%が秀逸(※芝1800の項目で解説)
ルーラーシップ産駒の中山競馬場データ【ダートコース編】
ダートコースのスコア
1着ー2着ー3着ー4着ー5着ー着外 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 | |
ダート全 | 23-34-22-45-39-302 | 4.9% | 12.3% | 17.0% |
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ルーラーシップは芝寄りの種牡馬だが、ダートもそこそこ。
しかし全競馬場の中で、中山がワーストで成績が悪い。勝率4.9%・複勝率17.0%と馬券で狙えるような数値では無い。
とくに冬場の中山ダートが壊滅的に悪いので、おそらく時計のかかるパサパサダートが苦手?(逆に夏場に開催される函館・札幌ダートはいくらか成績が良い)
ダートコースの距離別スコア
1着ー2着ー3着ー4着ー5着ー着外 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 | |
ダ1200 | 3- 4- 3- 4- 3-53 | 4.3% | 10.0% | 14.3% |
ダ1800 | 18-25-17-34-28-219 | 5.3% | 12.6% | 17.6% |
ダ2400 | 2- 5- 2- 7- 8-30 | 3.7% | 13.0% | 16.7% |
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ダートコースの道悪スコア
1着ー2着ー3着ー4着以下 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 | |
やや重~不良 | 10-14-11-147 | 5.5% | 13.2% | 19.2% |
やや重 | 4- 8- 6-91 | 3.7% | 11.0% | 16.5% |
重 | 2- 5- 4-31 | 4.8% | 16.7% | 26.2% |
不良 | 4- 1- 1-25 | 12.9% | 16.1% | 19.4% |
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