シルバーステート産駒の中山競馬場（芝・ダート）での成績データ◆良馬場の中山マイル戦で神がかった成績を残すダークホース的種牡馬

※データは2024/9/24時点でのもの

シルバーステートの血統表

現役時代は5戦4勝2着1回、未勝利～1600万下（現3勝クラス）を4連勝したが、屈腱炎のため惜しくも引退。

条件戦とはいえ、すべて楽勝だったため「幻のGⅠ馬」と評するファンも多く、実際に手綱を取った福永祐一ジョッキーはこの馬の素質を高く評価していた。

私もシルバーステートの走りにワクワクしていたファンのうちの1人。かなり好きな配合である「ディープインパクト×ロベルト系」なので大物感も存分に感じられた。

（ちなみにディープインパクト×ロベルトの配合は、同馬のほかにディーマジェスティもいる）

真の実力はベールに包まれたままの引退は残念だったが、種牡馬として第2の馬生、大成功をおさめてほしい。

2024年現在、代表産駒はウォーターナビレラ（ファンタジーS）、セイウンハーデス（七夕賞）、リカンカブール（中山金杯）、エエヤン（NZT）、そして札幌のオープン特別を連勝したショウナンバシットも注目。

 

シルバーステート産駒の中山競馬場データ【芝コース編】

芝コースのスコア

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シルバーステート産駒の勝利数を競馬場別で見ると、

1位：中山25勝　2位：阪神14勝　3位：福島13勝

と、中山では抜けた数字を叩き出している。

北海道（札幌・函館）、京都、新潟では勝利数が少ないため、シルバーステート産駒は最後の直線に坂のあるコースが得意と判断できる。

このゴール前でのパワー発揮は、言い換えれば底力であり、やはり母系のロベルト系の影響が色濃く出ていると予想する。

また今回の中山競馬場でのデータを掘り下げてみると、

月別では、1月の勝利数がダントツで最多(全8勝）

また良馬場だけに限ってみると、勝率19％、連対率31％、複勝率48％と、かなり神が勝った成績となっている。

まさにシルバーステートは1月（とくに良馬場）の特注種牡馬といえよう。

1月は冬場の連続開催で時計がかかるケースがほとんどで、それが後押ししてると考えられる。

かといって、超高速馬場がダメかというと、そうではない。

超高速馬場で開催される9月の中山もアベレージは良い。

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2024年のオールカマーでは、リカンカブールが12番人気3着と大激走した。

ディーマジェスティもそうだが、ディープ×ロベルト系の配合は高速馬場で走れるスピードもあれば、パワー要する芝コースでも走れるので、応援しがいがある。

今後、注目の血統だ。

芝コースの距離別スコア【1200－1800部門】

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①芝1200ｍ

 

分母は少ないが、勝率が秀逸。

他の競馬場ではなかなか勝ち切れない芝1200ｍだが、なぜか中山では勝ち切る仔が多いのが特徴。単勝負でも面白いデータが出ている。

（ただし連対率、複勝率は中京1200が圧倒的）

全勝利数5勝のうち人気サイドでの勝利は2番人気1回のみ。

他4勝はすべて4～6番人気の中穴での勝利。なので単修回収値は余裕で100円を超える。

また中穴での勝利4勝は、すべて9～10月の秋開催でのもの。先行力のある仔が多く、高速馬場でも展開が向けば粘りこむ。

ただシルバーステートは本来スプリントに強い血統では無いため、牡馬は1200では苦戦傾向（というか出走自体少ないが）

牝馬のほうが成績を残す。

枠番別で見ると、中山1200らしく、3枠以内に良績が集中している。外目の枠は出番無し、外枠確変種牡馬の様子は無く、どちらかと言えば競馬上手な仔が多い。

 

②芝1600ｍ

 

中山芝1600で（いい意味で）異常な数値を叩き出しているシルバーステート。

勝率13.7、連対率26.3、複勝率38.9はもう少しで特注種牡馬と指定してもいいレベル。

ただしこれでシルバーステート産駒はマイルが強い！と考えるのは早計で、他の競馬場では次に多く勝っているのが東京2勝、新潟2勝、中京2勝なので、いかに中山13勝が意味不明かお分かりいただけるだろう。

よほど中山マイルのコース形態があっているのだろうか。

逆にアベレージで言うと東京マイルがボロボロに最悪なので、中山好走した馬が東京でも人気になっていたら危険。逆に狙い目は東京で負けた馬が中山で巻き返すケースだろう。

ちなみに中山芝1600の良馬場限定でデータを出してみると、

勝率18.5%、連対率30.8%、複勝率44.6%と、こちらは文句なく特注種牡馬としていい。人気薄の激走が多いのもこの条件である。

とくに1月の中山マイルは超がつく好成績。1月の単勝回収値は驚異の200円超えだ。

（もちろん1月以外も成績はいいので通年で警戒が必要）

 

 

③芝1800ｍ

 

過去に1勝だけと、中山巧者のシルバーステート産駒の鬼門にもなっている。今のところ苦手なコースと言えよう。

 

芝1600で13勝もしたのに、芝1800では1勝しかできない。

ここに競馬の難しさが詰まっており、血統が穴馬券を獲るツールと言える理由でもある。

中山芝1600で好成績も、1800で成績を大きく落とす種牡馬はシルバーステートだけでは無い。

カンタンに言うと、中山1800はかなり特殊で、この特殊コースを縄張りとしているアクの強い種牡馬に勝ち星を奪われていくイメージが強い。

最近ではドゥラメンテが中山1800で勝ち星を積み上げており、あのエピファネイアですら勝ち星を減らしている。

もしも血統で馬券を予想するならば、中山1600と1800を完全に別モノと考えて予想すると、思わぬ穴馬券にたどり着くかもしれない。

（ただしディープやカナロアのようにどちらも走る大種牡馬もいるが・・・）

 

芝コースの距離別スコア【2000－3600部門】

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①芝2000ｍ

 

芝1600mと真逆で、東京でやたら好成績で、中山では大苦戦している。

2024年はいまのところ中山金杯のリカンカブールの1勝のみ。

2番人気～4番人気の成績が絶望的で、シルバーステートを鵜呑みに出来ないコースだ。

中山巧者のシルバーステートなので個人的にはもっと成績を上げてもらいたいと思っている。

他の競馬場では2000でも好成績を挙げているので、距離に限界があるわけでもない。

今はまだ分母が少ないので、数年後、中山2000の成績が上がるか、このまんまなのか注目してみていきたい。

 

②芝2200ｍ

 

2024年オールカマーでリカンカブールが12番人気3着と大激走したコース。

このレースを見て、シルバーステート産駒にはもっと長めの距離を走らせてみてほしいと感じた。

ショウナンバシットも結局、北海道シリーズで長距離適性を示したわけだしね。

結論を言うと、シルバーステート産駒は中山芝2200のアベレージがめちゃくちゃいい。

分母は少ないが、複勝率56%と2頭に1頭以上が馬券内に好走している。

複勝回収値が優秀なので、単勝負よりも、複勝負やワイド、3連系の馬券のほうがおすすめ。

個人的には、リカンカブールが激走したオールカマー前にこの記事を出せなかったのが痛恨の極み。

先にも述べた通り、シルバーステートは1月の成績がいいので、今後のAJCCが最高に楽しみ。

既存の活躍場もいいが、新たな新勢力の台頭を期待している。

 

芝コースの道悪スコア

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シルバーステート産駒の中山競馬場データ【ダートコース編】

ダートコースのスコア

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ダートコースの距離別スコア

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ダートコースの道悪スコア

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