武蔵野ステークス2024の展開予想
まず逃げるのは05メイショウテンスイ。芝スタートの天保山S(1400m)でも逃げたように、このメンバーでもハナを切れる。
前走は超Hペースでも前に行けた06ドルチェモアも、先行してくる。隙あらばハナを狙うかも。
そして外からは16イーグルノワールも内に切れ込みながら番手を狙う構え。
前半3F34.2だったグリーンチャンネルCほどの激流にはならないが、それでも早めのペースで推移していくと思う。
ただ道中の動きは少なく、中弛み(ペースダウン)が起きそうなメンツでもあるし、上がり3ハロンは速くなる。
バランス的にはMペースになると予想。
前半:ややH 中間:中弛み 後半:上がり3ハロンは速くなる
⇒内枠減点、自由に動ける外の馬重視、瞬発力を使える馬重視
武蔵野ステークス2024の予想
◎本命:12タマモロック
東京ダート1600mで勝率11.5%、連対率23.3%、35.4%とかなりのアベレージを叩き出しているヘニーヒューズ産駒を本命にする。
ヘニーヒューズはストームキャット系らしく、内枠の成績が悪く、外枠のアベレージが高い「外枠確変種牡馬」
東京ダート1600mで見てみると、1枠2枠の勝率がやはり低い。
今年は1枠と2枠で2~3着を量産しており、なかなか勝利を挙げられない。
これはヘニーヒューズが気性的に、内から馬群を捌くのが苦手だったり、周りの馬を気にして本領が発揮できないからだと推測する。
たとえばタマモロックの前々走アルハタケSを見てもらいたい。
1枠1番のタマモロックは2着。最後の直線では上手く馬群を捌けずにいたが、大外に進路を変えた途端、やる気スイッチが入ったのか鋭進している。
このレースはまさにヘニーヒューズが内枠で結果を出せない典型的なパターンであり、ジョッキーが外に出せなかったら馬券圏外もあり得た。
しかし今回の武蔵野Sでは念願の外目の枠、7枠12番を引き当てた。
ちなみにヘニーヒューズ産駒の東京ダート1600mの7枠の成績は、
勝率16.2%、連対率27.9%、複勝率39.7%
枠順別でもっとも成績がいいのがこの枠だった。
◎タマモロックはダートで上がり34秒台を出せる末脚が武器であり、先日JBCスプリントを勝った同じくヘニーヒューズ産駒のタガノビューティーにかなり似たタイプ。
鞍上にライアンムーアを迎え必勝態勢だ。
ちなみにタマモロックの母父ハーツクライも外枠に強い種牡馬。こちらは気性的な問題では無く、持続力のある末脚を出し切るのに外枠がいいから・・・と推測している。
ハーツクライ産駒の東京ダート1600mの枠順成績では8枠が圧倒的なアベレージ。
タマモロックはヘニーヒューズ×ハーツクライで外枠に強い種牡馬同士の組み合わせということもおまけで強調しておきたい。
☆(穴馬指名):15イーグルノワール
先週のみやこSでは唯一の3歳馬が勝利し、フォーエバーヤングだけではなく、ダート3歳世代の強さを証明してくれた。
そして今回の武蔵野Sの唯一の3歳が☆イーグルノワール
父ブリックスアンドモルタルも、ヘニーヒューズ同様にストームキャット系。
こちらも大外枠はプラスになると予想。
ブリックス産駒は東京ダートの成績が良く、今年の10月開催ではすでに2勝を挙げている。
中団から鋭く差す産駒も多いので、イーグルノワールも外枠からじっくり進めても面白いと思うのだが。
アルハタケSは先行馬総崩れの展開で、2番手からの積極競馬で惨敗。さすがに6月の時点では古馬相手は分が悪かった。
しかし前走の浦和GⅢ(1400m)では、超Hペースを2番手、道中デムーロのマクリに合い最悪の流れのなか4着。
このレースを見ても、成長はしていると感じたし、それならば全2歳優駿でフォーエバーヤング2着の実力をこの東京1600戦で見せてくれると思う。
穴馬に指名したい。
〇対抗:10エンペラーワケア
どこかレッドルゼルに似ているロードカナロア産駒。
1400m戦で大躍進しているが、1600mはどうだろうか?たしかに不安はある。
しかし勢いに乗っているロードカナロア産駒は、意外と距離の壁を越えてくる印象がある。
(べラジオオペラやクロミナンスなど)
ここは逆らわないのが手だ。
▲単穴:13カズペトシーン
昇級初戦のキングカメハメハ系。
上がり35秒~36秒はコンスタントに出せる末脚が武器なので、余力を持って追走できれば。
Bブリンカー着用なので7枠もいいのでは。
鞍上西村には中弛みでしっかり前に取りついていくアグレッシブな競馬を期待したい。
△連下
04ぺリエール
05メイショウテンスイ
07エルゲレージ