こちらの記事ではキタサンブラック産駒の、東京競馬場の成績データをまとめて、さらに細かく分析していきたいと思います。
※データは2024/10/24時点でのもの
キタサンブラックの血統表
キタサンブラック産駒の東京競馬場データ【芝コース編】
芝コースのスコア
1着ー2着ー3着ー4着ー5着ー着外 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 | |
芝全 | 36-20-14-16-15-102 | 17.7% | 27.6% | 34.5% |
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キタサンブラックは月別でかなり成績が変わる。
まず春の東京の開幕月が大の苦手。
4月は勝率4%、5月は勝率8%と低迷、しかし開催が進むと徐々に好走率がUP、6月は勝率20%に復調する。
一番得意なのは、冬の東京。
2月は勝率32%、連対率40%、複勝率52%とベラボーな数値を叩き出している。
秋の東京は安定したアベレージを出しているが、それでも10月より11月のほうが成績がいい。
なので全体的な産駒の傾向としては
開幕直後の絶好なコンディションよりも、ある程度開催が進んだ芝コースのほうが向いている、と推測できる。(冬の東京は、春や秋ほど超高速馬場では無いため)
ただ一流馬は、イクイノックスであったり、クリスマスパレードであったり、超高速馬場でレコード勝ちの実績もある。
芝コースのコース区分別成績
1着ー2着ー3着ー4着以下 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 | |
Aコース | 6- 7- 4-57 | 8.1% | 17.6% | 23.0% |
Bコース | 9- 7- 1-27 | 20.5% | 36.4% | 38.6% |
Cコース | 9- 4- 6-24 | 20.9% | 30.2% | 44.2% |
Dコース | 12- 2- 3-25 | 28.6% | 33.3% | 40.5% |
Aコースだけ謎の不振。
春の4月5月の東京競馬の成績が悪いのは、開幕直後の高速馬場だけが原因ではなくて、Aコースというコース形態もあるかもしれない。
※冬の東京は開幕から成績が良い(Dコースで開幕する)
Aコースの重賞は青葉賞(スキルヴィング)で勝っているので、アベレージが悪いのはたまたまか。それとも今後もこの傾向が続くか注目していきたい。
また、Dコースはめっぽう強く、勝率は28.5%を記録。
Dコースでは重賞が少ないからアベレージは上がりやすいとはいえ、この勝利数は優秀だと思う。
芝コースの枠番別成績
1着ー2着ー3着ー4着以下 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 | |
1枠 | 4- 2- 2-16 | 16.7% | 25.0% | 33.3% |
2枠 | 2- 1- 2-14 | 10.5% | 15.8% | 26.3% |
3枠 | 4- 3- 2-10 | 21.1% | 36.8% | 47.4% |
4枠 | 5- 2- 1-19 | 18.5% | 25.9% | 29.6% |
5枠 | 5- 3- 1-15 | 20.8% | 33.3% | 37.5% |
6枠 | 6- 2- 0-18 | 23.1% | 30.8% | 30.8% |
7枠 | 3- 3- 5-17 | 10.7% | 21.4% | 39.3% |
8枠 | 7- 4- 1-24 | 19.4% | 30.6% | 33.3% |
どの枠順でもこなす万能性。
しかし8枠の内容がいい。7勝と最多勝利はさることながら、1番人気での勝利はひとつもなく(そもそも1番人気の出走がほとんどない)、7勝は全て2~4人気の馬。
8枠の単勝回収値は123円と、毎回8枠のキタサンブラックの単勝を買い続けていてもプラスになる計算だ。
8枠で人気を落としている実力馬は、積極的に買っていい。
芝コースの距離別スコア【1400-1800部門】
1着ー2着ー3着ー4着ー5着ー着外 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 | |
芝1400 | 4- 2- 0- 4- 3-15 | 14.3% | 21.4% | 21.4% |
芝1600 | 9- 6- 4- 5- 3-31 | 15.5% | 25.9% | 32.8% |
芝1800 | 12- 4- 4- 3- 2-21 | 26.1% | 34.8% | 43.5% |
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・芝1400m
▼京王杯スプリングカップの成績
1着ー2着ー3着ー4着ー5着ー着外 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
出走なし | — | — | — |
・芝1600m
▼安田記念の成績
1着ー2着ー3着ー4着ー5着ー着外 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
0- 0- 0- 2- 0- 0 | 0.0% | 0.0% | 0.0% |
▼NHKマイルカップの成績
1着ー2着ー3着ー4着ー5着ー着外 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
出走なし | — | — | — |
▼富士ステークスの成績
1着ー2着ー3着ー4着ー5着ー着外 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
0- 0- 0- 0- 0- 1 | 0.0% | 0.0% | 0.0% |
▼アルテミスステークスの成績
1着ー2着ー3着ー4着ー5着ー着外 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
1- 0- 0- 0- 0- 0 | 100% | 100% | 100% |
22年ラヴェルが1着(3人気) |
・芝1800m
神がかったアベレージを叩き出しているのが、この1800m。
1着に勝ち切ることが多く、東京1800の特注種牡馬としてもいいくらい。
東京1800のポイントとしては、
- 牡馬も牝馬も走る
- 人気馬(1~4人気)がかなり堅実に好走する
- 好走馬のほとんどは逃げ・先行馬(イクイノックスの東スポ2歳は例外中の例外)
- 8枠での勝利数が最多、勝率57%、単勝回収値392円
- Aコースでは成績が悪く、C・Dコースで爆発する
▼毎日王冠の成績
1着ー2着ー3着ー4着ー5着ー着外 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
出走なし | — | — | — |
▼東京スポーツ杯2歳Sの成績
1着ー2着ー3着ー4着ー5着ー着外 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
1- 0- 0- 0- 0- 0 | 100% | 100% | 100% |
21年イクイノックスが勝利(1人気) |
芝コースの距離別スコア【2000-3400部門】
1着ー2着ー3着ー4着ー5着ー着外 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 | |
芝2000 | 7- 5- 4- 3- 3-20 | 16.7% | 28.8% | 38.1% |
芝2400 | 4- 2- 2- 1- 4-15 | 14.3% | 21.4% | 28.6% |
芝2500 | 0- 1- 0- 0- 0- 0 | 0.0% | 100% | 100% |
芝3400 | 出走なし | — | — | — |
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・芝2000m
2000m以上は牡馬が優勢。
東京芝2000の牡馬の成績は、まだ分母が少ないとはいえ勝率25.0%・連対率37.5%・複勝率45.8%とメチャクチャに凄いアベレージ。
イクイノックスの天皇賞秋2勝していることを差し引いても、いい成績。
▼天皇賞秋の成績
1着ー2着ー3着ー4着ー5着ー着外 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
2- 0- 0- 0- 1- 1 | 50.0% | 50.0% | 50.0% |
22年23年とイクイノックスが連覇。 |
▼フローラステークスの成績
1着ー2着ー3着ー4着ー5着ー着外 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
0- 0- 0- 1- 0- 3 | 0.0% | 0.0% | 0.0% |
・芝2400m
▼日本ダービーの成績
1着ー2着ー3着ー4着ー5着ー着外 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
0- 2- 0- 0- 0- 1 | 0.0% | 66.7% | 66.7% |
2着はイクイノックスとソールオリエンス |
▼オークスの成績
1着ー2着ー3着ー4着ー5着ー着外 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
0- 0- 0- 1- 0- 3 | 0.0% | 0.0% | 0.0% |
▼ジャパンカップの成績
1着ー2着ー3着ー4着ー5着ー着外 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
1- 0- 0- 0- 0- 0 | 100% | 100% | 100% |
23年イクイノックスが勝利(1人気) |
▼青葉賞の成績
1着ー2着ー3着ー4着ー5着ー着外 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
1- 0- 0- 0- 1- 2 | 25.0% | 25.0% | 25.0% |
23年にスキルヴィングが1着(1人気) |
・芝2500m
▼目黒記念の成績
1着ー2着ー3着ー4着ー5着ー着外 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
出走なし | — | — | — |
▼アルゼンチン共和国杯の成績
1着ー2着ー3着ー4着ー5着ー着外 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
出走なし | — | — | — |
芝コースの道悪スコア
1着ー2着ー3着ー4着以下 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 | |
やや重~不良 | 4- 1- 1-15 | 19.0% | 23.8% | 28.6% |
やや重 | 3- 1- 1-13 | 16.7% | 22.2% | 27.8% |
重 | 1- 0- 0- 2 | 33.3% | 33.3% | 33.3% |
不良 | 出走なし | — | — | — |
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キタサンブラックは道悪でもアベレージを落とさない晴雨兼用。
やや重だと、人気薄の激走率が増加する。
一番特注なのは、Dコース×道悪の組み合わせ。分母はかなり少ないが、すでに3勝を挙げている。今後もこの条件では警戒したい。
キタサンブラック産駒の東京競馬場データ【ダートコース編】
ダートコースのスコア
1着ー2着ー3着ー4着ー5着ー着外 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 | |
ダート全 | 10- 5-11- 3- 3-32 | 15.6% | 23.4% | 40.6% |
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芝36勝に対して、ダート10勝。芝寄りな種牡馬。
しかしフェブラリーS2着のガイアフォースが出ており、今後、ダートのオープン馬も出てきそうだ。
平場では、人気馬(1番人気~4番人気)が堅実に走っており、とくに1番人気は勝率67%、連対率83%とかなりの堅軸ぶり。
ちなみにダート戦で走っているのは、ほとんど牡馬。
牝馬は過去に1勝したのみで、アベレージは低い。
ダートコースの距離別スコア
1着ー2着ー3着ー4着ー5着ー着外 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 | |
ダ1400 | 1- 0- 1- 2- 0- 6 | 10.0% | 10.0% | 20.0% |
ダ1600 | 4- 3- 6- 0- 2-10 | 16.0% | 28.0% | 52.0% |
ダ2100 | 5- 2- 3- 1- 1-15 | 18.5% | 25.9% | 37.0% |
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・ダート1400m
▼根岸ステークス
1着ー2着ー3着ー4着ー5着ー着外 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
出走なし | — | — | — |
・ダート1600m
▼フェブラリーステークスの成績
1着ー2着ー3着ー4着ー5着ー着外 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
0- 1- 0- 0- 0- 1 | 0.0% | 50.0% | 50.0% |
24年ガイアフォースが2着に(5人気) |
▼ユニコーンステークスの成績
1着ー2着ー3着ー4着ー5着ー着外 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
出走なし | — | — | — |
ダートコースの道悪スコア
1着ー2着ー3着ー4着以下 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 | |
やや重~不良 | 3- 3- 4-16 | 11.5% | 23.1% | 38.5% |
やや重 | 1- 2- 3-12 | 5.6% | 16.7% | 33.3% |
重 | 1- 1- 1- 4 | 14.3% | 28.6% | 42.9% |
不良 | 1- 0- 0- 0 | 100% | 100% | 100% |
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